蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2007年12月03日(月) 夜中の湯たんぽ

昨日の夜は寒くて寒くて、掛け布団をあごまで引っ張り上げても、布団の中でひざを曲げて丸くなってもなかなか眠れず、ああこれは湯たんぽがいるな、でも寒いから布団から出るのも嫌だな、我慢してこのまま眠れるかな、などとしばらくうだうだ考えていたが、いつまでたっても眠れないのであきらめて起き出して、戸棚から湯たんぽを取り出し、やかんに湯を沸かす。並行して電子レンジでホットパックも2個作る。首〜肩、腰、足元をあたためて、やっと眠れたのは午前2時。翌朝、目覚まし時計でなんとか6時に起きる。週明け早々、寝足りない感じ。

眠れない合間に、図書館で借りてきた『人のセックスを笑うな』の続きを読む。山崎ナオコーラという名前は一度聞いたら忘れない。はじめて聞いたとき、自分も名前が「子」で終わるから「コーラ」にできるな、と思ったことまで覚えている。『人のセックスを笑うな』が映画になる(なった?)というので読んでみる。思っていたのと少し違う話で、私は勝手に覗きかなんかの話だと決めつけていたから、その単純思考ぶりにあきれる。読みながら、ユリが永作博美じゃあ、きれい過ぎるだろうよ、と勝手な批判。

この頃ご飯がおいしくてたまらない。ますます寒くなる冬に向けて、エネルギーをたくわえているのか。自分で作ったものもそうだし、昼の食堂の350円のお弁当だっておいしい。おやつもおいしい。いくらでも食べたい。願わくば今年はお腹が痛くならないで、これからのごちそう月間をおおいに楽しみたい。

もうずっと会っていない人を何の拍子か、ふと思い出すことがある。中学や高校の同級生だったり、むかし付き合った人だったり。親しかった人も、そうでもなかった人も。そういえば、あんな人もいたっけな ―――。あの頃はほとんど毎日顔を合わせていたのに、ある日を境にぱったりと見なくなる。とりたてて、会って話したいというわけでもない。今頃どうしてるのかな、というのも少し違う。パッと思い出した数秒後に、懐かしい気持ちがじんわりときて、きっと今もどこかで日々暮しているんだろうな、と考えては、頭の中で記憶と空想を一緒くたにして転がす。続く時は2、3日途切れ途切れに誰彼が頭に浮かんでは消える。それでも実際には、その人の本当の日常に、私の想像は及ばない。手元にはもう今のその人を知る何の手がかりもないのだから。


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