蜜白玉のひとりごと
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| 2007年06月25日(月) |
なんとなくだめに/『八月の路上に捨てる』 |
伊藤たかみ著『八月の路上に捨てる』読了。第135回芥川賞受賞作品。伊藤さんは角田光代さんの旦那さん。余計なお世話だが、伊藤さんはきっとこういう紹介のされ方にいい加減うんざりしているかもしれない。だいじょうぶだろうか。そう言えば、友近となだぎ武が破局に至ったのだって、なだぎが「友近の彼」と言われるのが嫌だったからだとまことしやかに囁かれているではないか。ディラン&キャサリン、大好きだったのに。
「八月の路上に捨てる」は、いろんなことの積み重ねでなんとなくだめになっていった夫婦の離婚に至るまでを、離婚届を提出する前日の「夫」が同僚に語る。うだるような夏の暑さと、自販機の内側の金属の冷たさが、対照的だ。夫は自販機にジュースを補充して回るルートセールスドライバー。街でよく見かける、側面がシャッターみたいになっているあのトラックだ。
最近、肩こりがひどい。そしてそこからきているであろう頭痛もひどい。夜、ホットパックやストレッチで少し楽になったと思っても、翌朝にはまた元に戻る。日中はずっと頭がガンガンする。もう頭痛薬も飲み続けてやめた。なんとかならないものか。
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