蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2005年03月15日(火) 梅開花

あまりに書かないでいるから、ここエンピツのパスワードを忘れそうになる。おととい、玄関脇の梅が咲いた。近所の他の梅より1週間から10日くらい遅い。相方とふたりして喜び、すかさずデジカメで写真を撮る。梅にしろバラにしろメダカにしろ、生き物の世話に関しては私より相方の方がずっと丁寧だ。引っ越してきた時すでにそこにあったから(いたから)仕方なくやるんだ、口ではそっけないことを言うけれど、まめに観察し、必要ならば手をかけ、大切に育てている。そしてその顔のうれしそうなこと。

3月になって気候はぽかぽかと暖かくなったり、キーンと冷えたり、行きつ戻りつ。小雪も舞えば花粉も舞う。マスクに傘に忙しい。冬の重たいウールのコートを玄関先でバッサバッサと振り、花粉を落として家に入る。マスクをはずし、手を洗い、うがいをする。それでもムズムズする時はメイクを落として顔も洗う。

途中まで読んでほったらかしになっている本が数冊。それ以外にも2つの図書館からひっきりなしに本を借りてきてはパソコンの横に積み、ほとんど開かないまま期限がやってくる。借りるときはあんなに読む気満々なのに。今は相方から借りた村上春樹『風の歌を聴け』を読んでいる。話の中身はもうすっかり忘れていて、はじめて読むみたいにおもしろい。中学校の美術の教科書に出てきた色相環を思い出す。隣りの色は類似色、相互に向かい合う位置にある色は補色。ちょうど反対側にあるもの同士は互いに、自らの存在によって相手をものすごく際立たせる。そして同じように相手の存在に縁取られる己の姿を意識せずにいられない。

夜は昨晩炊いたごはんが余っていたのでレトルトカレーで済ませる。レタスとトマトとセロリを切ってパルメザンチーズをふりかけてフレンチドレッシングでいただく。簡単ひとりごはん。ついでに作り置きのトマトソースを作る。明日のお弁当の準備もする。備えあれば憂いなし。


蜜白玉 |MAILHomePage