蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2005年02月03日(木) 豆まき

この頃は読書日記のはずがすっかり料理日記になってしまっている。

朝ごはんには前の晩から仕込んでいた挽肉と麦のスープを。Ku:nelのうしろの方のページに、麦を使ったスープが出ていたのを参考に、家にある材料で作る。オリーブオイルで挽肉を炒めて、1センチ角に切った大根、人参、ピーマン、それからえのきも細かく切って入れる。麦もちょっと炒めて水を入れ、ブイヨンを投入、野菜がやわらかくなるまでコトコト煮る。麦が水を吸うので、水は多めに入れておく。最後に塩、こしょうで味をととのえる。大根の白、人参のオレンジ、ピーマンの緑で、色鮮やかなスープができる。麦を入れただけでどことなくやさしい表情になる。

以前、Soup Stock Tokyoのスープを思い出しながら作ったときはちょっと失敗したけれど、あれからル・クルーゼの鍋も手に入れて今回はうまくいく。ずっしりと重たいホーロー鍋のル・クルーゼは本当に何でもおいしくできる。持っているのは18センチのまん丸で、色はオレンジ。二人分を作るのに18センチはちょうどいい大きさだ。ただしカレーとおでんはやや容量オーバーで、カレーは次の日も食べるためにたっぷり作るし、おでんはいろんな具を楽しむためにあれこれ入れるから、いつもお鍋のふちギリギリになってあわてる。

夜は相方と豆まきをする。玄関から外に向かって盛大に鬼は外、福は内。家の中はあとで拾い集めることを考えて、ひと粒ふた粒ひかえめにまく。それから歳の数だけ食べる。ひさしぶりに食べる豆は香ばしくおいしくて、歳の数だけでは食べたりなくて、ここからはおやつ、と宣言して相方の歳の数まで食べてしまう。それを見ていた相方は、俺は今日はもう食べないよ、と絶対に手を伸ばそうとしない。

翌朝、うちの前の道には豆がたくさん散らばっていて、いくつかは通勤途中の靴に踏まれていた。


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