蜜白玉のひとりごと
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とても気分がいい一日。いつもこうだといいのに。
朝は職場までひと駅分歩く。北風が強く吹く中を負けじと歩く。だんだん温まってくる。昨日の嵐で、葉っぱだけでなく枝までも落ちている。掃除がたいへんそうだ。
仕事は普段どおり何も考えないようにして一つ一つ片付ける。一難去ってまた一難。新しく来た上司に対して、どうして私がここまで面倒を見なければならないの、という言葉が何度出かかったことか。ここ数日のイライラの原因はまさにこれだ。とばっちりを受けている相方には本当に申し訳ない。早く今の立場に慣れて、別に何でもありませ〜ん、と平然な顔をして仕事をしたい。
帰ってきて、忘れないうちにあちこちへ電話し、こまかい用事をすませる。その合間に掃除。一段落してごはんの支度。ごまだれとゆずポン酢を用意して、豚しゃぶにする。丁寧に楽しく作れるかどうか。その日の気分は確実に料理に出てくる。だからせいぜい、家に帰ってきたらゆっくりお茶でも飲んで、自分を立て直すしかない。今日はそれがうまくできた。
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