蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2004年11月26日(金) 島へ渡る

職場の友達と軽く飲みに行く。ふたりして今日は焼酎の日と決める。芋がいい、米がいい、黒糖なんてのもあるよ、と言いながら食事も含めてじっくり考えオーダーする。

まず1杯目。私は山翡翠(やませみ・米・宮崎)、友人は鳥飼(とりかい・米・熊本)。乾杯をして自分のを飲み、すかさず交換してお互いのを味見。山翡翠はすっきりとした軽い味わい、鳥飼は米にしては思いのほか濃厚だ。焼酎の風味を壊さないように、もちろんふたりともロック。水割りやお湯割りではもったいない。氷がじわじわ解けるのを待って、少しずつだいじに飲む。

12月の人事異動に伴うドタバタ、誰かさんのあまりにひどい物忘れによるトバッチリ、そんなところから始まって、話題は次第に仕事以外へ移る。好きな場所で生きるということ、自由と孤独は一緒くたであるということ、一度島へ渡ったら戻れないかもしれないということ、結局は毎日を大切に生きるしかないということ。普段ならあまり口にしないであろう、そんなことをひとつひとつ楽しく語る。いい飲み友達をまたひとり見つけたと思う。彼女もなかなか筋金入りでかっこいい。

2杯目。彼女は瑞泉(ずいせん・泡盛・沖縄)、私は喜界島(きかいじま・黒糖・奄美諸島)。お互い、1杯目よりも南下する。瑞泉は既によく知った味。のどを通るときの開放感は沖縄の空と海を思い出す。一方、黒糖の焼酎は初めて飲む。ウィスキーのようにコクがあり、かすかに甘い香りがする。

金曜の夜だけあって、お店はだんだん混んでくる。そろそろラストオーダーです、店員は追い出しモードに入る。残っていた唐揚げをお腹におさめ、氷が解けて薄くなった焼酎をすいっと飲み干す。立ち上がるといい感じに酔っぱらっている。階段を下りるときには少し注意が必要な程度に。

外は嵐の前のように、強くなま温かい風が吹いている。駅の前で彼女と別れ、地下鉄に乗って帰る。すごく眠たい。


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