蜜白玉のひとりごと
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うちの周りにはわりと多くのノラ猫がいる。近頃はそれらの猫をちゃんと区別できるようになってきた。
まずは、おでん屋のタキシード猫。こいつはいつもおでん屋の近くでうろうろしている。毛色は白と黒で、首の周りと足先が白くて他は黒。タキシードを着ているように見える。今日みたいに暑い日には決まっおでん屋の屋根に寝そべっている。トタン屋根だからさぞかし暑いだろうにと思うけれど、それでも悠々と寝そべっている。もしかすると涼しいのかもしれない。声をかけても薄目を開けるだけでニャーとも言わない。お腹がすいている時だけ人の脚にゴロニャンとからみつく。
次。リサイクルショップのトラ猫。リサイクルショップと隣の家とのほんの30センチくらいの隙間にいる。こいつもたいていコンクリートの上に寝そべっている。ときどき道に出てきて、何をするでもなくボーっと突っ立って道の先を見ている。誰か来るのを待っているようにも見える。
それから、目つきの悪い白猫。こいつは赤い首輪をしている。どこかで飼われているようだけれど、ちょくちょく外で見かける。放浪癖があるのだ。じいっと見つめると睨みかえされる。自分からは絶対に目をそらさない。いったい私は何で猫とにらめっこなんてしているのか。
他にも黒猫やら茶トラやらいろいろいる。朝、ゴミを捨てに行こうと思って角のゴミ捨て場まで行く途中、黒猫に目の前を横切られたこともある。とんでもない一日の始まりだ。ああ、横切るなら私のうしろを横切って。
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