蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2004年06月15日(火) すこぶる満足な一日

行っても仕事がないのがわかりきっているのでずる休みをする。この頃仕事が楽しくない。まるでやりがいがない。割り当てられた仕事は全てこなし、そのほか私にできそうなことも探し出して片付けて、いよいよ手が空いたから「何かありませんか?」と上司にお伺いをたてると、困った顔か嫌な顔をされる始末。おい、それはないだろうよ。

仕方がないのでもうお伺いをたてるのはやめにして、ここ数日は重箱の隅をつつくような、あら捜しをするようなたぐいの作業をしていた。それもカメの歩みでゆっくりゆっくり。こんなの全然おもしろくない。暇なのに、暇じゃないようなふりをするのはひどく疲れる。かと言って、堂々と暇つぶしができるような環境でもないのだ。

こんなことならよっぽど家事のほうが忙しい。普段仕事に当てている昼間の時間が自由になったら、今までやろうやろうと思っていたのにできなかったことがどんどんできる。なんて爽快な気分。

すっきりと晴れて、空気もからっとしている。おふとんを干して、シーツも洗って干して、洗濯物も洗って干して、ついでにキッチンと脱衣所のマットも洗って干して、1階と2階に掃除機をかけて、家具のほこりを掃って、床の雑巾がけもする。家事もまじめにやると相当な運動量だ。

10時を過ぎたので、スーパーへ買い物に行く。ついでに銀行と郵便局にも寄る。

11時半、早めのお昼ごはんを食べて、食べたら眠くなったので20分くらいウトウトして、それから近くの図書館へ行く。歩いて5分もない。すでに区立中央図書館で利用者登録をしてあるので、ここの地域図書館でも同じカードで本が借りられる。

初めて行った地域図書館は古い病院のような陰気くさい建物だった。2階建てで、1階に児童書、2階に一般書がある。2階には机と椅子がセットになった閲覧席がいくつかあって、あとは病院の待合室にあるような茶色いビニールの長椅子が2つあるだけ。味も素っ気もない。

探しにきたトーベ・ヤンソンの『少女ソフィアの夏』はちゃんと置いていた。一般書はともかく、児童書はそれなりにそろっているようだ。近くに小学校があるからかもしれない。それに、ここでリクエストをすれば他の図書館から本を取り寄せてもくれるから、近所に窓口があると考えれば便利だ。陰気くさいなどと嫌がらずにときどき来よう。

長居する気はしないので、目当ての本を借りてすぐに帰る。おふとんと洗濯物を取り込んで、ちょっと新宿へ出て用事を済ませて、帰ってきてからゆっくり夕飯の支度をする。

暇なのに暇じゃないふりをして、煮え切らない気持ちで意味もない仕事をしている間に、家のことがこれだけできるのだ。すこぶる満足な一日。

自分で希望して移った仕事だけに、愚痴を言うのは気がひけるけれど、事実そうなんだから仕方がない。てきぱき仕事をして嫌な顔をされるというのもおもしろくない。だらだらやったら余計に疲れる。だったらどうすればいい?「仕事がないから休む」というのも、そういつでも使える手ではないのだから。


蜜白玉 |MAILHomePage