蜜白玉のひとりごと
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朝からびじゃびじゃ雨が降っていて、とうとう梅雨入りだと思ったのもつかの間、夕方にはすっかり雨上がる。明るい水色の空に、ところどころ薄灰色の雲が残っている。高層ビルのガラス窓一面に空が映る。空とビルの境目がなくなって、とても不思議な眺めだ。夕方6時すぎ。濡れたアスファルトはきらきらと光り、街路樹のハナミズキは瑞々しい。きれいだ。こんな時間にトコトコ歩いておうちへ帰る。まるで小学生みたいで、くすぐったいような気分だ。まだ明るいうちに家へたどり着くしあわせ。
先週末は両親と妹とマロがうちに遊びに来た。みんなが来るからと、相方は前の日からカレーを仕込んでくれた。玉ねぎをじっくり炒めて飴色に。その日の朝は早く起きて、私はバタバタと家の中を片付け、すみずみまで掃除をして、ごはんを5合炊き、サラダを作った。カレーは大好評で、5合のごはんがみるみるうちに消えていった。夜にまたふたりで食べようと思っていたのに、残ったのはかろうじてひとり分だけ。おかげでその日の夕飯はカレーと焼きそばという、「屋台」か「海の家」のような献立になってしまった。
平日はいつもどおりに仕事。もうだいぶ慣れた。多くを望まなければわりと快適な職場だ。なんといってもぴったり5時に終わるところがすばらしい。職場の人とは必要以上に親しくならない。みんなそういう感じなのだ。冷たいのとは違うけれど、たぶんわずらわしいのが嫌いなのだろう。お昼ごはんもバラバラ、一緒に食べることはほとんどない。あまりしゃべらない。家族のこととか、趣味のこととか、週末は何してたとか、そういう話はめったにしない。私もあんまりべったりは苦手だけれど、これは少し物足りない。いつも座りっぱなしでパソコンに向かうか、それでなければ肉体労働。人と話すことも以前より少なくなって、表情筋が衰えたような気もする。
フランス語の波が再び。夫の帰りを待つ時間が長いので、何か集中してできることをしようと思ったら、これだった。NHKフランス語会話のテキストを買って、あとは薄っぺらい文法書を一冊。それに学生時代から使っている辞書とノート。とりあえずは過去に勉強したはずのことをもう一度思い出す。ある程度、勘が戻ってきたら仏検2級にでも挑戦するか。
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