蜜白玉のひとりごと
もくじかこみらい


2004年01月02日(金) 箱根の山登り/ドラマ「向田邦子の恋文」

朝起きると箱根駅伝は既に始まっていた。スタートを見逃す。母校は今年こそシード権を取れるだろうか。がんばってなんとか10位以内に入ってほしい。

お昼前には横浜の祖母の家へ。色とりどりのおせち料理、おばあちゃんのお雑煮、合間あいまにビール、とどめはすき焼き。次々とお腹におさめながら、横目でテレビの箱根駅伝を見る。やっぱり往路の花は5区の“箱根の山登り”だ。この5区に今年は妹の知り合いが出場したのでつい応援に気合いが入ってしまう。ある選手は区間記録更新をねらい、ある選手は長距離世界最速のスピードにも迫る速さで快調に走り、ある選手は脱水症状でフラフラになり朦朧としながらも何かに吸い寄せられるように前に進む。箱根温泉の見覚えのある風景の中を若者たちが走っていく。選手が登山電車の踏み切りを通過する時には電車も止まる。

往路を終えた時点で母校は10何位だったか。今年もシード権の獲得は難しそうだ。こうなったら走りきってもらうことだけを考えよう。明日は復路。箱根の山を下って、東京・大手町へ戻る。明日もいいお天気になりますように。

夕方にはおみやげのカニやらお菓子やらをもらって家へ帰る。晩ごはんの時間になってもお腹は空かず、各自が適当に食べたいものを食べて早めにお風呂に入る。

夜9時からドラマ「向田邦子の恋文」を観る。食べすぎて疲れてとても眠いけれど、がんばってテレビに集中する。作家・向田邦子の秘めた恋の話。原作は妹の向田和子さん。観ながら思う。ある意味、隠し事のできる人間は強い。私などぺらぺら何でもしゃべってしまうからそう思うのか(もちろんしゃべる相手は選ぶけれど)。家族にも友人にも内緒の恋。どんな出来事があっても普通の顔でいられるなんて。これは一体どういう強さなのか。ああいう強さが私には足りない。

本棚を眺めながらときどき思うことがある。今もし彼女が生きていたらどんな話を書くのだろう、と。


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