蜜白玉のひとりごと
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6月。初日が日曜日というのは、なんとなくのんびりしていていい。
午前中は死んだように眠り、昼12時ぴったりに起きる。こんなに眠ったのはひさしぶりだ。休みだと思ったら緊張が解け、ここ数日の疲れがどっと出た。もうだいじょうぶだと言い聞かせて、平静を装っていても、心の中は安穏としない。イヤなものはイヤなのだ。誰かを憎んだり嫌ったりすることで力の湧いてくる人が信じられない。そんなのはただ消耗するだけで、常に臨戦態勢でいるなんて全く性に合わない。やれやれ。ひとまず厄介事は去ったので、あとはこのもやもやした気持ちが薄まっていくのを待つしかない。顔を洗いに行く途中で父に会い、顔が溶けている、と言われる。鏡に映る顔は寝すぎたせいでむくんでいて、目が腫れぼったい。
午後、にわか雨。気づくのが遅れて、外に干していた枕やクッションを濡らしてしまう。シーツは取りこんで乾燥機へ。どたばたしているうちに雨は10分ほどで上がり、空高くすっきりと晴れる。蒸し暑さもおさまり、さらっとした風が吹く。
結婚と同時に遠くへ引っ越した友人から手紙が届く。手紙と一緒に「緑色のかえるのしおり」と「ブラックシュガー色の四角い小物」が入っている。この小物、透明の袋に入っていて、よく見ると手紙の形をしている。しかし用途がわからない。ちょっと飴のようにも見えるので端っこをかじってみる。味はしないけれど相変わらず何だかわからないので、手紙到着のご報告も兼ねて、友人にメールで確かめる。正体は焼き物のボタンだということだ。お腹をこわさないように、と爆笑されながら忠告を受ける。
さて、そろそろ梅雨の季節がやってくる。雨だと服も靴も決まらなくて出かけるのが億劫になるけれど、お気に入りの傘の出番が増えるのだけはうれしい。
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