Deckard's Movie Diary
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2008年10月11日(土)  宮廷画家ゴヤは見た

『宮廷画家ゴヤは見た』
とても良く出来た作品ですが、はっきり言ってゴヤ役・ステラン・スカルスガルドの存在感が弱いので、映画としては盛り上がりに欠けています。ストーリーは興味深く、ゴヤ、神父・ロレンソ(バビエル・バルデム)、少女・イネス(ナタリー・ポートマン)の3人の人生模様を19世紀初頭のスペインを舞台に描いています。歴史に翻弄された3人の行く末は、まさに諸行無常の響きあり。神父・ロレンソの心模様がイマイチ描き切れてなかったので、中途半端な印象が残りました。また、ナタリー・ポートマンの頑張りは認めるところですが、老け役のメイクはもう少しキチンとやって欲しかったですね。ちょっと中途半端です。しかし、ミロス・ホアマンの力は衰えてないですねぇ・・・それだけでも観る価値があるのは間違いありません。


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