Deckard's Movie Diary
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2002年05月21日(火)  ユトリロ展 アトランティスのこころ

 友人に誘われ、東郷青児美術館で開かれている「ユトリロ展」に行ってきました。ユトリロと言えば、モンマルトルばかりやたらと描いていた「白色」が有名な印象派の画家というくらいしか知識がありませんでした。まぁ、実際にそのような絵が多かったのですが、展覧物が充実していた事もあるのですが、想像していたよりも色んな表情があって、中々興味深かったです。で、ユトリロの絵が終った後に、な、なんと!ルノワールの「縫い物をする若い女性」とモネの「プールヴィールの崖上の散歩」が展覧してあったんですよ。この2点はこの美術館が所蔵している、あの53億円絵画!ゴッホの「ひまわり」が海外美術館に出張中の為、代わりにシカゴ美術館から貸し出しされているモノらしいのですが、これがもう!ため息が出るほど素晴らしい!!「縫い物をする若い女性」を印象的に包む青色の美しさはどこまでも深く、また「プールヴィールの崖上の散歩」に溢れる優しい光は、遠い日を思い出させてくれます。うーん、やはりたまには本物を観るべきかも・・・・(>_<)アチャ!

 いいモノを観た後ですから、心温まる映画なんぞ!あのスティーヴン・キング原作、あのスコット・ヒックス監督作、あのアンソニー・ホプキンス主演『アトランティスのこころ』。まさに「あの!」だらけの映画ですが、全く持って地味ぃ〜な映画でした。登場人物やシークエンスは皆、他のキング作品でお目にかかったようなモノばかりで、新味がありません。だいたい何が奇跡だったんだっけ?既に忘却の彼方・・・・。どちらにせよ小生の心に眠るアトランティスは目覚めませんでした。っつーか、最初からないのかも♪


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