Deckard's Movie Diary
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2002年05月16日(木)  スパイダーマン ローラー・ボール トゥーランドット

 全米で大ヒットしているサム・ライミ監督作『スパイダーマン』。いやぁ、面白かった!絵に描いたような青春ヒーロー物で、なんともまぁ、微笑ましく楽しい仕上がり。ナンテたって女の子は、かっこ良くて、優しくて、その上力持ち(イマドキ使わねーよ)の男の子に弱いから、男はみ〜んな、そういう奴になりたいと思ってるワケさ。普段はさえない男の子が、ある日突然・・・・さぁ、始まり始まり!ってな具合。でもって、サム・ライミだからさ、ゼメキスみたいにヌケが良くないんだけど、バートンほどマニアックでもないんだなぁ、これが!ちょうどいい悩み具合なんだよね。そこが何だか日本のヒーロー物みたいで良かったなぁ。おそらく『死霊のいけにえ』以来の傑作じゃないの(爆) ただ、キルステン・ダンストはチョー苦手なので、もっと普通に可愛い娘が良かった。そう!マイケル・J・フォックスにとってのエリザベス・シューみたいな。因みに音楽はダニー・エルフマン。お薦め。ちなみに「ダークマン」は未見。

 『ダイ・ハード』『レッド・オクトーバーを追え!』のジョン・マクティアナン監督作『ローラーボール』。はっきり言いますが、最悪です。映画の中だけは異常に盛り上がっていますが、劇場の観客はほとんどドッチラケモード突入!始まって10分で帰りたくなりました。まぁ、確かに不安はありましたよ。だって題材がローラーボールだし・・・だけんどもしかし!いくらなんでも酷すぎるだろ!全く中途半端な映画だなぁ!どうせなら、最初からガンガンの殺し合いローラーボール・ゲームが観たかったぜ!サウンド・エフェクトだけの予告編が良かったから、ちょっと期待してたのに・・・・マクティアナンって仕事ないのかなぁ・・・。まぁ、脚本を読む力は無さそうですね。

 今週で終わってしまう『トゥーランドット』。何故か義務感半分で観てきました(苦笑)ワタクシは自慢ではありませんが、オペラもクラシックも知りません(今まで何やってたんだぁー!)。だから「トゥーランドット」が女性の名前だったと言うのも知りません。もちろん、どのような内容のオペラなのかも知りません。紫禁城でズービン・メータ(かろうじて知っています。(´―`)┌ ヤレヤレ…)が「トゥーランドット」をやりたがっていたというのも知りません。で、今までに上演された「トゥーランドット」がとんでもないシロモノだった!なんてのも、もちろん声を大にして知りません!!!!そんな、な〜んにも知らないオイラが観た印象ですが、うーん・・・普通?まずチャン・イーモウを舞台演出に使命したコトによって何処が良かったのか全く分かりません。だって中国で中国風にやるってのは了解済みなワケですからねぇ。それ以外のどの部分なんでしょうか。まさか精神論ってワケじゃないだろうし。イーモウとイタリア人照明技師とのやり取りを見ている限り、イーモウはあんまりやる気ないんじゃないですかねぇ。だってイタリア人の彼と面と向かって話してないもの!アレは明らかに、腰が引けてますよ。だから、イタリア人技師は適当に誤魔化しちゃうし、イーモウとしては、まぁ、オレは云うコトは言ったからね!って態度でしょ。撮影監督出身の人が照明チェックを土壇場までしていない!ってのはどう考えても可笑しいでしょ(笑)それなりに面白いところもありましたが、ドキュメンタリーとしては・・・・!Σ( ̄□ ̄;)でしょ。異業種コミュニケーションを甘く見てもらっては困ります。


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