Deckard's Movie Diary
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2002年05月06日(月)  クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶあっぱれ!戦国大合戦

 昨年の『クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶもーれつ!オトナ帝国の逆襲』が素晴らしい出来だったコトから、期待と不安が入り混じった新作『クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶあっぱれ!戦国大合戦』。既に巷には好意的な評判が溢れていて、今回も「大人の鑑賞に堪えうる傑作!」というコトだったのですが・・・・。確かに面白い!合戦シーンの演出なんて、まさに教科書に載せたいくらいの素晴らしさだし、脚本の細部に至るまで、実に良く作り込んでいます。ただ、大人が作った大人の為のアニメになっているような気がしないでもない・・・。というのも「禁じ手」が使われているんですよ。友人のろぶさんも仰っていたのですが、個人的には好きではありません。友人と観に行った息子(12歳)が言ってました。「子供は感動が苦手だからさぁ。別に死ななくてもねぇ!」。


★ネタバレ★

まぁ、個人的には又兵衛が「あ、なんじゃこりゃ?」とか言って、廉姫からいただいた簪かなんかに弾が当たって助かっていた!ってコトでも良かったろうに・・・。又兵衛がしんのすけが来た事によって助かったのなら、しんのすけによって、廉姫と出来ちゃった!ってコトでも良かったのだから・・・・。その辺りに作者の「死なせよう。」という意図が感じられてしまうのが、チビっとヤだったなぁ。しっかし、大人と子供の観客が混在するアニメが溢れている日本という国は本当に不思議な国です。ただ、一番観て欲しい観客はどの辺りでしょうか?10代後半から20代前半でしょうか。おそらく、その辺りの人達は観てないんでしょうねぇ(笑)


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