Deckard's Movie Diary
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2001年02月22日(木) |
処刑人 春の香り・・・ |
一部に熱狂的にウけている『処刑人』 ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダスという二人の美形新人にハリウッドの性格俳優・ウィレム・デフォーをからませた勧善懲悪アクション映画。悪い奴を片っ端から、抹殺していくワケなんです。映画が始まって、未熟なプレイバック手法やフェイドとかを使っているから「これ、なんやねん?」って思っていたら「ああ、そういうことがやりたかったのね。」と、とりあえず納得。でもまぁ、荒削り!そんでもって勢いだけでガーっと突っ走しってくれればまだしも、最後にきて社会派みたいな話になっちゃうし・・・なんか、もったいないんだよなぁ・・・美形二人のキャラクター設定が、もっとキチンと出来てればなぁ・・・。デフォーのキャラは頑張ってんだから。惜しい!
昨日も今日も東京はとても暖かかでした。胸に吸い込まれる空気も、針のような冬の匂いとは違って、甘くてくすぐったい春の香りが漂ってきます。コートは既に邪魔モノだし、場所によってはTシャツでも充分気持ちがよかった!毎年やってくる冬から春への、とても暖かい日。いつも思い出すのは、あの時の彼女。走るクルマの助手席で「暖ったかいよねー!いや、暑いナ・・・暑いヨ・・・」羽織っていたジージャンを脱ぎだし、シャツ1枚になった彼女。一瞥して、何も言わずに運転していると、ごそごそとまだ何かやっていた。今度は徐にシャツを脱ぎ始めていた。さすがに「おい、おい!」と声にならない声を発したけれど、知らん顔。で、タンクトップ1枚になって「あははは!」って無邪気に笑うから、その笑顔があまりに屈託がないから、「バカじゃないの?」って言ったら「だって私は燃えてるんだ!」って再び笑いながら、肩をすぼめて胸の前でシャツを握り締めていた彼女。眩しいのに、どうしてこんなに優しい気持ちでいられるのだろう・・・今がズーっと続けばいいのに!光がクルマの中に溢れていた冬から春への季節の迷い日でした。そう、とても青くて暖かな春の日の出来事。
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