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2003年09月07日(日) 映画よろず屋週報 Vol64

本日9月7日の花は「オレンジ」
花言葉は「花嫁の心」だそうです。

ということで、花嫁やウェディングドレスが登場する映画を
何本か集めてみました。
よくよく見ると、
単純なハッピーウェディング系が1本もないのですが、
これは「結婚モノのメジャーどころを避けた結果です。
まだごらんになっていないもので、
これはイケるかもというものがありましたら、
ぜひともお試しを。

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ブライド The Bride
1985年アメリカ フランク・ロダム監督

ビデオあり
1935年の『フランケンシュタインの花嫁』のリメーク。
マッドなフランケンシュタイン博士を、
ミュージシャンで俳優のスティング
彼の手になる美しい人造人間エヴァを
ジェニファー・ビールスが演じました。
エヴァにかなわぬ恋をして、屋敷を追い出された
モンスター、ビクターが旅をするくだりが
なかなかハートウォーミングです。
「グロテスクという裏打ちのついた美」を感じる
ちょっとお勧めのファンタジー。

プロポーズ The Bachelor
1999年アメリカ ゲイリー・シニョール監督

ビデオ&DVD あり
1925年に製作された
『キートンのセブン・チャンス』のリメーク。
祖父の遺産を相続する条件として、
30歳の誕生日までに結婚しなければならない、と
言われた青年、ジミー(クリス・オドネル)が、
最愛の恋人アン(レニー・ゼルヴィガー)への
プロポーズがなぜかうまくいかず、
「条件」を満たすための花嫁を探すことから起こる騒動。
ウェディングドレス姿の女性が、嫌というほど見られます。

ビートルジュース Beetlejuice
1988年アメリカ ティム・バートン監督

ビデオ&DVD あり(ワーナー)
新居購入早々に事故死してしまった
若い夫婦アダムとバーバラが
アレック・ボールドウィン&ジーナ・デイビス
ゴーストになって、
自分たちの「死後」に越してきた一家を追い出すため、
人間を退治するバイオ・エクソシスト
“ベテルギウス(ビートルジュース)”を召還します。
越してきた一家の変わり者の娘で、
ビートルジュースの花嫁として捧げられる人間の少女役を
ティーンのウィノーナ・ライダー
愛らしく不気味に演じました。

自由な女神たち Polish Wedding
1997年アメリカ テレサ・コネリー監督

ビデオ&DVD あり(東北新社)
原題は「ポーランド式結婚」。
貧しいポーランド移民の一家の悲喜こもごもを描いた
「惜しい、あと一歩」で
めちゃくちゃおもしろくなりそうだった一編。
悪役イメージも強いガブリエル・バーンが、
妻(レナ・オリン)の浮気を
とがめられない気弱な夫を好演しています。
奔放な母親のやんちゃな振る舞いもさることながら、
15歳の娘ハーラ(クレア・デインズ)の
突如の妊娠騒ぎまであり、
なかなか落ち着かない一家のてんやわんや…はいいのですが、
どうやら、ポーランド移民という設定に関しての考証は
大げさで、大ざっぱで、割といいかげんなようです。

エバースマイル、ニュージャージー
Eversmile, New Jersey

1989年アルゼンチン/イギリス

ビデオあり
パタゴニアをバイクで回りながら現地の人々に歯ブラシを配る、
まるで「アンパンマン」のキャラクターのような
歯科医ファーガス(ダニエル・ディ・ルイス)と、
彼に恋をして、結婚をドタキャンする娘
エステラ(ミルハナ・ヤコビッチ)の珍道中。
バイクのサイドカーから覗く
ウェディングドレスの裾を思い出しただけで
何だかわくわくします。


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