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2003年06月22日(日) 映画よろず屋週報 Vol55「職人ビリー・ワイルダー」

1906年6月22日、
映画監督のビリー・ワイルダーが生まれました。
生きていれば97歳になっていた彼が、
昨年3月、惜しまれつつ亡くなったのは、
まだ記憶に新しいところでしょう。
そこで本日は、
ワイルダー(私的)ベストセレクションを
お届けします。
主演女優が同一の場合、代表映画を1本に絞っているので、
「どうしてこの映画がないの?」
という御意見もあるかと思いますが、
とりあえず御了承くださいませ。

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失われた週末 The Lost Weekend 1945年
アルコール依存症の男の悩みやもがき冷徹にとらえた
衝撃的な作品。

第十七捕虜収容所 Stalag 17 1953年
ドイツ軍の捕虜収容所を舞台に、
収容兵の脱走計画をリークしている裏切り者は誰かを探る
娯楽サスペンス。

昼下がりの情事 Love in the Afternoon 1957年
「粋」とはこういうこと、と言いたくなるような、
洒脱さと甘美さで酔わせるなラブコメディー。
当時既に20代後半だったヘプバーン
「背伸びして大人ぶる可憐な女子学生」を好演しています。

お熱いのがお好き Some Like It Hot 1958年
ジャック・レモン&トニー・カーティスの女性演技も見物ですが、
「歌うモンロー」のかわいらしさに触れたければ、この映画が一番です。
ベタベタなギャグさえもおしゃれ。

あなただけ今晩は Irma La Douce 1963年
原題になってる
“イルマ・ラ・ドゥース(かわいいイルマ)”とは、
気のいい娼婦を演じたシャーリー・マクレーンのこと。
実直さがアダになって、
警官をくびになるジャック・レモンと併せ、
『アパートの鍵貸します』の主演・監督トリオが再び組んだ、
奇跡のような大成功二匹目のドジョウ映画


ユリノキマリ |MAILHomePage