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2003年05月04日(日) 映画よろず屋週報 Vol49 第二のオードリー・ヘップバーン(いろんな意味で)

*****映画よろず屋週報 Vol49 2003.5.4*******************

1929年5月4日、
ベルギーはブリュッセルにて
オードリー・ヘップバーンが生まれました。
1993年1月20日、惜しまれつつ世を去ったことが
記憶に新しい…と言いたいところですが、
もうざっと10年も前なのですね。

そこで、本日は、
「第二のオードリー」と言われた女優、
オードリーっぽい役を演じた女優、
(リメイク等も)
まあ、そのあたりを
いろいろひっくるめて御紹介したいと思います。

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ジュリア・ロバーツ Julia Roberts
1967年10月28日生まれ

『マイ・フェア・レディ』的な映画
『プリティ・ウーマン』での大ブレイクもあり、
この人に「第二のオードリー」を期待した(している)人は
結構多かったようですね。
日本人の美意識の規格からすると、大胆過ぎるというか、
もうちょっとその……という気もしますが、
いい女優さんではあると思います。
ゴージャスだし、かわいらしい面もあるし。
また、社会活動に熱心なところも
オードリーを彷彿とさせるゆえんではないでしょうか。
『ミスティック・ピザ』『マグノリアの花たち』
『グッドナイト・ムーン』
などを、
個人的にはお勧めします。

<>ナタリー・ポートマン Natalie Portman
1981年6月9日生まれ

まだまだ「過ぎる」がつくほど若いものの、
キャリアの積み方がなかなか渋いし、
年齢には似つかわしくないほどの気品があり、
顔のタイプがオードリーに似ている気がします。
また、イスラエル国籍でヘブライ語も話せるという
自分のルーツを生かした
『アンネの日記』の舞台出演などは、
その昔、アンネの父オットー・フランクをして
アンネ役での映画出演を請われたものの、
レジスタンス活動をしていた頃の辛い記憶ゆえに断ったという
オードリーのエピソードを思い起こさせます。
(しかし、オードリーの当時の年齢を考えると、
O.フランクも、よく頼んだなあという気もしますが、
年齢よりも、人間としての経験や資質を重視したのでしょう)

『世界中がアイ・ラヴ・ユー』『あなたのために』などでの彼女が
特にかわいいと思います。

ジュリア・オーモンド Julia Ormond
1965年1月5日生まれ

この人の場合、「なるはずだった」が正解かもしれません。
というか、名前だけで「ああ、あの人」と思い当たった人は、
世間的に見ると、いわゆる映画オタクよばわりされるかも。
(それの何が悪い!とも思いますが)
アンソニー・ホプキンス、ブラッド・ピットの出演で話題となった
『レジェンド・オブ・フォール』(1994年)出演の後、
オードリーが54年に出演した『麗しのサブリナ』のリメーク版
『サブリナ』(1996年)の主演で話題に…なり損ないました。
アレンジの仕方など、決して悪い映画ではないのですが…。
醜いわけではないけれど、いまひとつ女優として華がないというか、
決め手に欠けるところが気の毒です。

オドレィ・トートゥー(オードリー・トートゥー)
Audrey Tautou

1978年8月9日生まれ

名前からして「オードリー」ですが、
表情や声のニュアンスが似ています。
日本では、エステティックサロンが舞台の
『ビーナス・ビューティー』で初お目見え(多分)の後、
マニアックな配給会社の
バイヤーさんの勘違いで買いつけられたという
いわくつきの作品『アメリ』で俄然注目されました。
近作は『愛してる…愛してない…』
結構有名な話のようですが、
マニアックなキワモノ映画の配給で知られる
アルバトロス・フィルムのバイヤー氏が、
『アメリ』の監督ジャン・ピエール・ジュネの前作品
『デリカテッセン』『ロストワールド』などの傾向から、
『アメリ』をホラー映画か何かと勘違いして買いつけたことと、
アルバトロスの目にとまったため、他の配給会社が引いたことで、
あのひとり勝ちの大ヒットにつながったとか。
何が幸いするか、わかりませんね〜。


ジェニファー・ラブ・ヒューイット
Jennifer Love Hewitt

1979年2月21日生まれ

かわい子ちゃん、という言葉がぴったりな
愛嬌のある美人タイプですが、
オードリーの伝記ドラマ
『オードリー・ヘップバーン物語』に主演しました。
何分、ファンというより信奉者の多い
オードリー役を演じたということで、
どうしてもバッシングには遭ったようですが、
スチールなどを見ると、なかなかルックスは
いいところに迫っている気がします。
(残念ながら、私自身は本編は見ておりません)
一時、ホラーチックな青春ドラマが
ちょっとしたブームに見えていた時期、
『ラストサマー』(1997)に出演し、人気を博しました。
また、その後の青春映画に影響を与えたとも言われている
隠れた傑作(日本未公開なので)『待ちきれなくて…』や、
シガーニー・ウィーバーとセクシーな親子詐欺師を演じた
『ハートブレイカー』などに出演しています。
近作は、ジャッキー・チェンと共演の『タキシード』


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