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2003年01月05日(日) |
映画よろず屋週報 Vol39「シンデレラ」 |
*****映画よろず屋週報 Vol39 2003.1.5*********************
寒中お見舞い申し上げます。 (寒い地域にお住まいの方限定の挨拶で恐縮ですが) 今年もよろしくお願いいたします。
年末・年始は 地上波でも映画や海外ドラマがたくさん見られましたが、 最も印象に残ったものは何でしょう? 私は、第一次世界大戦の戦場を舞台に イギリス兵とドイツ兵が、クリスマスの日、 サッカーのプレイを通して束の間の「友情」を結ぶ 『戦場のキックオフ』(アニメ)に感銘を受けました。 人間というものがそこにいる以上、 戦場にもクリスマスやスポーツを愛する心が 確かに存在するのですね。
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特集「シンデレラ」
1956年、 「クール・ビューティー」の異名をとる 女優のグレース・ケリーが モナコ公国のレーニエ大公と婚約したことに因み、 1月5日はシンデレラの日だそうです。
そこで、あの誰もが知っている 「シンデレラ」を彷彿とさせるようなストーリーの映画を 集めてみました。
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シンデレラ Cinderella 1950年 ウィルフレッド・ジャクソン/ ハミルトン・ラスケ/ クライド・ジェロニミ監督 (アメリカ/ディズニーアニメ) お姫様が(ピンクでなく)ブルーのドレスだったことや、 髪が長くなかった(まとめていただけ)ことに 子供の頃、ショックに似たものを感じたことがあります。 記号としての「オンナ」なるものに しっかり毒されていたせいでしょうか。 魔法が解けても靴だけは残ったの?という この物語についてよく言われる謎に、 「ああ、なるほど、そうしたか」というような おもしろい形で配慮していました。
エバー・アフター Ever After 1998年 アンディ・テナント監督 (アメリカ) 最近、急に老けた気がする(各種の役のせいか?) ドリュー・バリモアが、 美しくたくましいシンデレラを好演しました。 (役名はダニエル) ……のみならず、 艶っぽい、女の業を感じさせれる継母役を アンジェリカ・ヒューストンが演じているのも “みもの”です。 コメディー映画としても秀逸な、 今までにないシンデレラストーリーでした。
プリティ・ウーマン Pretty Woman 1990年 ゲイリー・マーシャル監督 (アメリカ) ロイ・オービンソンの同名タイトルの曲に乗って 全世界的にヒットした作品……ですが、 実は私は余り好きではありません。 3000ドルという破格の報酬で1週間の恋人契約を結んだ 実業家(リチャード・ギア)と 娼婦(ジュリア・ロバーツ)の かりそめの関係から生まれた本物の恋物語とは? シンデレラというよりは ハッピーエンド版「椿姫」かも。
くちづけはタンゴの後で Mrs. Winterbourne 1996年 リチャード・ベンジャミン監督 (アメリカ) 身寄りもなく美しくもないコニー(リッキー・レイク)は、 妊娠して男に捨てられますが、 意外な出会いから人生が好転し、 大富豪ウィンターボーン家の 息子ビル(ブレンダン・フレイザー)と恋に落ちますが… ウィンターボーン家の人々は、 使用人まで含め、皆さん懐が深くて、 傷ついたコニーの気持ちを明るく盛り立てます。 どうせ乗るなら、こんな玉の輿に乗りたいと思えるような 実にごきげんな物語でした。
シンデレラ・リバティー かぎりなき愛 Cinderella Liberty 1973年マーク・ライデル監督 (アメリカ) 本日のテーマとしては、番外編です。 タイトルに「シンデレラ」と入ってはいますが、 この場合、兵隊さんの深夜0時までの休暇のこと。 ジェームズ・カーンやマーシャ・メイスンが 現役バリバリで演じたロマンス映画というのが いかにも70年代だなぁ〜と思います。
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