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2002年12月29日(日) |
映画よろず屋週報 Vol38「映画連想リレー」 |
*****映画よろず屋週報 Vol38 2002.12.29*********************
皆さん、こんにちは。 2002年もあとわずかですね。 今年最も印象に残った映画は何ですか? 私は「I am Sam」をベストに推したいと思います。 先日DVDも購入し、また感動を新たにしました。
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特集「映画連想リレー」
先日、金曜深夜に放送されていた 10回シリーズの韓国ドラマ 「イヴのすべて」が終了しました。 私も毎週楽しみに見ていたので、 寂しく思っている1人です。
さて、「イヴのすべて」といえば、 全く同じタイトルの映画がありました。 本日は、そこからあれこれ連想し、 何本かの映画をリレーでつなきながら 御紹介したいと思います。
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イヴの総て All About Eve 1950年アメリカ ジョゼフ・L・マンキーウィッツ監督 ハリウッド内幕物語の決定版ともいえる作品でしょう。 若い女優志願娘のイヴ(アン・バクスター)は 大女優マーゴ(ベティ・デイビス)に取り入って、 演劇界の頂点へとのぼり詰めようとしますが… デビュー間もない マリリン・モンローの初々しい姿も拝めます。 ↓ オール・アバウト・マイ・マザー Todo sobre mi madre 1999年フランス/スペイン ペドロ・アルモドバル監督 この映画の劇中映画として登場するのが 『イヴの総て』でした。 母、というよりは、いろいろな意味での「女性」が 見事に描き出された作品でした。 また、「女優を演じたすべての女優」に 捧げられた映画としての性質もあるようです。 ↓ アントニア Antonia 1995イギリス/ベルギー/オランダ マルレーン・ゴリス監督 「母親」の映画といえば、これ! 多分、空前絶後と言えるほどに この作品のアントニアは、「全人類の母親」然とした 独特の美しさを持っていました。 ↓ アムス→シベリア Siberia 1998年オランダ ロバート・ヤン・ウェストダイク監督 好き嫌いは分かれそうだけれど、 ここ数年好調なオランダ映画の好編の1つ。 放埒の魅力を放つ街アムステルダムで、 女性観光客をナンパしては金をだまし取り、 パスポートの写真をコレクションするという ワル2人組も、 シベリアから来たという触れ込みの エキセントリックなララという女性には振り回されます。
出だしが正統派アカデミー賞受賞作でしたので、 最後は突拍子もない映画がいいなあと思いました。 だからまあ、成功といえましょう。
ところで、1972年12月29日は 美青年ジュード・ロウの誕生日だそうです。 30代の端くれとしては、 彼が30代に仲間入りしたことを 大いに歓迎したい気分です。
それから、もう1つトピックスを。 12月31日(1月1日深夜2時)、NHK教育にて シンガポール映画 『フォーエバー・フィーバー』が 放映されます。 70年代のシンガポール。 食料品店で働く中国系の若者ホックは、 ブルース・リーをヒーロー視していましたが、 たまたま見た映画『サタデーナイト・フィーバー』によって、 トラボルタにシビれ、ダンスに傾倒していくのでした… 以前どこかで見たような、それでいて新鮮な、 そんな独特の味わいがある作品ですので、 未見の方はお試しくださいませ。
フォーエバー・フィーバー Forever Fever 1998年シンガポール グレン・ゴーイ監督
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