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11月14日は全国遊技業協同組合連合会が1979年に制定した 「パチンコの日」だそうです。 パチンコといえば、昨年、日本のCM界において、 あの大スターが、気持ちよい弾けっぷりを披露してくれました。
不機嫌な赤いバラ Guarding Tess 1994年アメリカ ヒュー・ウィルソン監督
ニコラス・ケイジは、 いつの間にこんなに多作になってしまったのでしょう。
一度見たら忘れない変な顔だの 叔父(フランシス・コッポラ)の七光りだのと揶揄され、 それでも、硬軟取り混ぜ、数々の映画に出演して実力をつけ、 今やオスカー保持者にして、 スキャンダルの主役ともなり得る大スターです。 遊び友達だったジョニー・デップに 役者になることを勧めたのも彼だそうですから、 ジョニー信奉者にとっても功労者と言えましょう。
残念なのは、脱いだらすごいそのボディーのせいで、 娯楽アクション大作系の出演がかなりあることもあり、 個人的には、ファンの端くれを自称しながらも、 見ていない(今後も見るかどうか)な映画が多過ぎることです。 ま、だからこそ大スターになったのですが…。
昨年、日本のお茶の間では 「パチンコ狂いのハリウッドスター」として話題なり、 (…といわけではないけれど、衝撃的なCMではありました) あのCMのとおり、茶目っ気たっぷりの役も似合う人です。
元大統領夫人のテス(シャーリー・マクレーン)は、 夫亡き後も、シークレットサービスに護衛され、 窮屈な生活を強いられていました。 そのため、もともとのワガママが一層ひどくなり、 側近たちを、しょっちゅう首にしている困ったありさまでした。
そんな中で、 ダグ(N.ケイジ)という男が警護主任になりますが、 彼女はどうしたものか、彼を非常に気に入り、 逆にダグが、テスの自分勝手さに閉口して 退職を依願するけれど、認められないのでした。
そんなある日、ダグのちょっとした不注意から テスが誘拐されるという事件が発生し……
年回りからしても、擬似母子という感じの設定ですが、 独特の華を感じさせるシャーリー・マクレーンですから、 下手すると、 「このババァ、むかつくぜ」と思いつつ護衛するダグが、 いつしかテスに恋心を……てな展開も期待してしまいました。 もっとも、そうなったらなったで まどろっこしくなったでしょうが。
サスペンスの隠し味も利いた、お勧めのコメディーです。 邦題も、なかなか映画のムードをつかんでいる気がします。
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