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2002年10月06日(日) 映画よろず屋週報 Vol26 「たまには日本語吹替版もどうぞ」

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特集「たまには日本語吹替版もどうぞ」

最近はDVDがあまねく普及してきているので、
とりあえず洋画をレンタルして、
気分や状況でDVDか字幕かで見るという
実に柔軟な選択ができますね。
漢字が余り読めない子供さんや、いつもは字幕派だけれど、
今日はちょっと読むのが面倒くさいなーという気分のとき、
吹替は結構ありがたい味方ではと思います。

また、DVD再生機未購入の方、
今後も買うつもりはないという方にも、
この作品は吹替版ビデオもイケますよと、
敢えてお勧めしたいような出来のものが、結構あります。

そこで本日は、最近の若手男性声優に絞り、
その方の「出演作」にスポットを当ててみたいと思います。

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家中宏(やなか・ひろし)さん
テレビアニメ『こち亀』の、
白バイにまたがっているときとそうでないときとで人格が違う
本田速人役でもおなじみ。
『狂っちゃいないぜ!』『コン・エアー』と、奇しくもいずれも
航空機絡みの作品でのジョン・キューザック、
『フル・モンティ』『アンジェラの灰』のロバート・カーライルなど。
基本的には優しげだけれど、
結構キレやすそうというような役が似合います。

平田広明(ひらた・ひろあき)さん
『ER』のカーター(ノア・ワイリー)や、
『フレンズ』のジョーイ(マット・ルブランク)と言った方が、
もはや海外ドラマファンの間では評判よさそう。
『スリーピー・ホロウ』『フェイク』など、
ジョニー・デップがハマっています。

草尾 毅(くさお・たけし)さん
ちょっと高目の少年声ですが、
アニメ『スラムダンク』の桜木花道のようなお調子者役も
嫌みなく演じていました。
昨年、各方面で大不評だった(?)テレビ版『タイタニック』の
レオナルド・ディカプリオ=妻夫木聡君ですが、
ビデオでは、草尾さんが無難にこなしていました。
(ただし、DVDはまた別な方がアテていたようです)
『ギルバート・グレイプ』でレオが演じたアーニーも、
なかなかキュートでした。

森川智之(もりかわ・としゆき)さん
最近ではすっかり『ダーマ&グレッグ』の
グレッグ・モンゴメリーのイメージが定着していますが、
この人にとってフィックス(ぴったりの声)だと思われるのは、
何といってもブレンダン・フレイザーでしょう。
比較的近作で大ヒットした『ハムナプトラ』2作は
もちろんのこと、
ちょっと古めの『スカウト』でも好青年声が聞くことができます。


私自身、子供と一緒に洋画を見るに当たり、
吹替を選択する「こともある」という程度ですので、
実はそう詳しくないのですが、
注目している分野であることは間違いありません。
知識・情報不足によるお粗末な特集で、
まことに失礼いたしました。
でも、懲りずに「女声編」もやってみようかと考えております。
こちらは、矢島晶子さん、高山みなみさんなど、
少年声担当の宝庫でもありますし、
また違った楽しみがあるのでは…と思います。

それから、今回敢えて取り上げなかったベテランの皆さんも、
最近はこんな映画で渋いところを聞かせてくれています、
みたいな嬉しい仕事も結構あります。
その辺も含め、
先週に続いてネタの2度・3度使いを前提とした特集、
この辺で失礼いたします


ユリノキマリ |MAILHomePage