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2002年09月04日(水) |
クラシック音楽のある映画 |
9月4日は、語呂合わせで ク(9)ラシ(4)ックの日だそうです。 そこで、今思いついた限り、 クラシックの名曲が印象的に使われているものを集めてみました。 (既に独立して紹介済みのものも含みます)
ショーシャンクの空に The Shawshank Redemption 1994年アメリカ フランク・ダラボン監督 囚人仲間のために図書館の設置・充実に尽力した アンディ(ティム・ロビンス)は、 看守たちに無断で『フィガロの結婚』より 『二重奏 そよ風に寄す』を全所内放送し、 懲罰房行きとなってしまいました(涙)。
ペギー・スーの結婚 Peggy Sue Got Married 1986年アメリカ フランシス・コッポラ監督 80年代の疲れた主婦からタイムトリップして、 60年代の女子高生になった ペギー・スー(キャスリーン・ターナー)は、 タイムラグを利用して金儲けせんと、 あるものを部屋でちまちまつくりながら、 なぜかボロディン『イゴール公』より 『だったん人の踊り』を聞いていました。 (大したシーンではないのですが、好きな曲なので妙に覚えています)
青春デンデケデケデケ The Rocking Horsemen 1992年日本 大林宣彦監督 ライフ・イズ・ビューティフル La Vita e bella 1997年イタリア ロベルト・ベニーニ監督 この2作に共通して、 オッフェンバック『ホフマン物語』より 『ホフマンの舟唄』が使われています。 といっても、前者は主人公“ちっくん”が、 「ヴァイオリンで練習していて眠くなる曲」であり、 後者のシンボリックでさえある使われ方とは全く違うのですが… (この曲は、当方のHPの こちらにも張り付けてあります。 このMIDIを作られた方は、非常に音のセンスがいいと思います)
クレイマー、クレイマー Kramer vs. Kramer 1979年アメリカ ロバート・ベントン監督 この映画といえばこの曲というほど「抱き合わせ」で思い出す、 ヴィヴァルディの『マンドリン協奏曲』 ストリートミュージシャンが演奏しているシーンもありました。 川本三郎さんのシネエッセイタイトルが、 『ダスティン・ホフマンは「タンタン」を読んでいた』だったり、 (D.ホフマンが息子役のジャスティン・ヘイリーに エルジェのコミック「タンタン」を読み聞かせるシーンから) フレンチトーストというものを作ろう!という衝動を催したり、 何かと記号がちりばめられた映画でもありました。
余談ですが、 この映画の原題“Kramer vs. Kramer”をもじったAV “Cramer vs. Cramer”(変態vs. 変態)というビデオを ビデオ店主のマーセデス・ルールが客に勧めるシーンが 『フィッシャー・キング』の中に出てきました。 ああ、ぶち壊しな小ネタ……
いまを生きる Dead Poets Society 1989年アメリカ ピーター・ウィアー監督 この映画を見て初めて、 アメリカ人でも、その気になれば 制服というのはかっちり着こなせるのだなあと認識しました。 (物すごい偏見ですが、アメリカ人と制服はしっくり来ない気がして…) 50年代の名門進学校を舞台にした、 優秀だけれど型破りな国語教師 キーティング(ロビン・ウィリアムズ)と、 彼を慕う(あるいはちょっと計算高く取り入ろうとする) 少年たちとの心の交流を描いた作品。 ベートーヴェン 交響曲第9番などが使われていました。
この映画で気弱な少年トッドを演じたイーサン・ホークは その後大スターになりましたが、 私が最もグッときたゲイル・ハンセンは、 今何をしているのでしょう。 (顔に妙なペイントを施し、“ヌワンダ”を自称していた チャーリー少年役)
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