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1962年(IMDb準拠)7月3日、トム・クルーズが生まれました。 『7月4日に生まれて』の主演男優は、実は3日生まれでした。
卒業白書 Risky Business 1983年アメリカ ポール・ブリックマン監督
かつてセックスシンボルと呼ばれし男トムが、 まだハタチそこそこの頃に出演した、 「17歳少年の脱・童貞物語」ですが、 『アメリカン・パイ』や『グローイン・アップ』のシリーズとは違った ちょっと変わった味わいのあるコメディーでした。
イエール大学へ進学志望(一応)のジョエル(T.クルーズ)は、 両親の留守をいいことにはめを外し、 きれいで頭のいい娼婦ラナ(レベッカ・デモーネィ)と関係します。 はめの外し過ぎでオヤジさんのポルシェを湖に沈めてしまい、 えらいこっちゃ!となったとき、 ラナの提案で、ヤバい商売(Risky Business)に手を染め、 お金を工面しようとしますが、さてさて、うまくいくでしょうか?
トムとレベッカは、この後映画を地でいくように恋に落ち、 しばらくつき合っていたという話もありますが、 何というか、彼の結婚・恋愛遍歴を見ていると、 趣味に一貫性がないなあと思います。(美人という以外の共通項がない)
作中、上にワイシャツ、下パンツ一丁のスタイルで、 エアギターに口パクで「名演奏」を見せるというシーンがありましたが、 これは、1999年の『25年目のキス』で、 デビッド・アークェット(ドルー・バリモアの弟役)が プロム用の扮装として採用していました。 人を選ぶコスプレですが、なかなかチャーミングです。
大スターの、いわば青の時代を覗き見て、 (そう呼ぶほどビンボーではなかったでしょうが) 恥ずかしくも甘酸っぱい気分に浸りたいとき最適な1本です。 日本では辛うじて公開されたという程度の扱いですが、 アメリカではそこそこ気持ちのいいヒット作だったようです。
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