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2002年01月12日(土) ベイビー・トーク

1月12日は、女優カースティ・アリィの誕生日です(1951年)。
そこで、彼女が主演した、ちょっと懐かしいコメディーをどうぞ。

ベイビー・トーク Look Who's Talking
1989年アメリカ エイミー・ヘッカリング監督


美しく有能な会計士のモリーが、不倫の末に妊娠し、
周囲には精子バンクを利用したと偽って出産。
その、妊娠までのプロセスで、
精子の段階からしゃべり出すという設定のユニークさ、
生まれてきた坊やマイキーの愛らしさも、
この映画ヒットの要因でしょうが、
モリーが産気づいたときに助けてくれた
タクシー運転手ジェイムズ(トラボルタ)とマイキーとの
実の親子のような微笑ましい交流も、
この映画を好ましいものにしていました。
カースティのコメディエンヌぶりはあっぱれでしたが、
何だか、産んだ母親でありながら、
子育てにおいてはカヤの外に見えてしまいそうな親密さです。
だから、この作品は、ジョン・トラボルタの
90年代に入ってからの快進撃の前哨戦的な意味合いもありました。

続編(2・3)もつくられていますが、
正直、あんまり必然性を感じない、とってつけたようなお話で、
この1作目ほどはお勧めできません。

ちなみに、精子の段階から雄弁に語り始める
マイキー坊やの「声」に、
ブルース・ウィリスのちょっと高めのかすれ声がぴったりでした。
金曜ロードショーで放映時は、
福澤朗アナウンサーが吹き替えたりしていますが、
氏の好感度の有無は別として、どうもイタダケない感じです。


ユリノキマリ |MAILHomePage