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1月12日は、女優カースティ・アリィの誕生日です(1951年)。 そこで、彼女が主演した、ちょっと懐かしいコメディーをどうぞ。
ベイビー・トーク Look Who's Talking 1989年アメリカ エイミー・ヘッカリング監督
美しく有能な会計士のモリーが、不倫の末に妊娠し、 周囲には精子バンクを利用したと偽って出産。 その、妊娠までのプロセスで、 精子の段階からしゃべり出すという設定のユニークさ、 生まれてきた坊やマイキーの愛らしさも、 この映画ヒットの要因でしょうが、 モリーが産気づいたときに助けてくれた タクシー運転手ジェイムズ(トラボルタ)とマイキーとの 実の親子のような微笑ましい交流も、 この映画を好ましいものにしていました。 カースティのコメディエンヌぶりはあっぱれでしたが、 何だか、産んだ母親でありながら、 子育てにおいてはカヤの外に見えてしまいそうな親密さです。 だから、この作品は、ジョン・トラボルタの 90年代に入ってからの快進撃の前哨戦的な意味合いもありました。
続編(2・3)もつくられていますが、 正直、あんまり必然性を感じない、とってつけたようなお話で、 この1作目ほどはお勧めできません。
ちなみに、精子の段階から雄弁に語り始める マイキー坊やの「声」に、 ブルース・ウィリスのちょっと高めのかすれ声がぴったりでした。 金曜ロードショーで放映時は、 福澤朗アナウンサーが吹き替えたりしていますが、 氏の好感度の有無は別として、どうもイタダケない感じです。
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