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今日1月8日は、 オースティン・オブライエンの誕生日です(1981年)。 といっても、この名前だけでピンと来る方は、 余りいらっしゃらないかもしれませんね。 『ラスト・アクションヒーロー』のかわいい子役君ですが、 もう21歳なのでした。
で、彼の出演作をひとつ。
マイ・ガール2 My Girl 2 1994年アメリカ ハワード・ジフ監督
「2」というくらいで、91年にはこの1作目がまずつくられています。 好感の持てる作品ではありましたが、 (当MLでは、7月27日に御紹介させていただきました) 「2」という格好で続編がつくられたことに、正直驚きました。 主人公の少女ベーダ(アナ・クラムスキー)の成長を見る作品といっても、 もっと別なタイトルがつきそうな気がします。 (「〜2」「「〜3」って、圧倒的にアクションやホラーのシリーズに 多いタイトルという気がするし…)
前作は、主人公ベーダの、うんと年上の先生への淡い恋心、 自分をいつも見守ってくれる少年に起こった悲劇、 男手一つで育ててくれた父親の再婚などが軸でしたが、 今回は、それらを受け入れ、少し大人になったベーダが、 社会科の課題のため、 自分を産んですぐ亡くなった母親のルーツを探しに、 単身ロサンゼルスに赴くという物語でした。 その旅先で案内役を買って出て、ベーダを憎からず思いつつ、 「ピアスは野蛮だ」などとオヤジっぽいことを言う少年を、 オースティン・オブライエンが演じていました。
自分も2児の母親なので思うのですが、 親というのは、自分の幼少時代や少し若い頃の話をするとき、 結構都合のいいことしか話さないものです。 失敗談にしても、「寸止め」もいいところだし… だから、独自の方法で親のルーツを探るというのは、 なかなか勇気の要ることではないでしょうか。
ベーダにしても、母は美しくて「いい人」ではあったけれど、 父親との電撃的な結婚の前、 それなりにいろいろと抱えていた人だということがわかりました。 が、彼女は、やはりそれらを彼女なりに受け入れます。 これも『マイ・ガール』当時と比べての“成長”の賜物ではと思います。
今回は出番の少ない父ハリー(ダン・エイクロイド)、 彼が経営する葬儀屋にメイク係で就職したのがきっかけで 結婚するシェリー(ジャーミー・リー・カーティス)など、 前作と同じメンバーも出ています。 ちなみにシェリーは妊娠中。添え物的エピソードではありましたが、 悪くなかったと思います。
つくり手の良識を感じる、とても印象のいい作品でした。
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