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こんにちは。新年早々「開店休業」状態で、 いっそ「週刊きょうの1本」に改題しようかと本気で考えましたが、 今年も基本は1日1本で頑張ってみようと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて、本日1月7日は、 ニコラス・ケージの誕生日です(1964年)。 そこで、彼の初期作でも名作の誉れ高い作品を。
バーディ Birdy 1984年アメリカ アラン・パーカー監督
80年代後半、なぜか「ベトナム戦争関連映画」がブームのように つくられたことがありましたが、 それより一足先んじて製作されたこの作品は、 ベトナム戦争の残した禍根と、 戦争において戦力になってしまう若者の青春像を、 非常にバランスよく描いていました。
主人公は、鳥が好きで好きで鳥になることを夢見る バーディと呼ばれる青年(マシュー・モディン)で、 戦争後、いわゆるPTSDの症状が悪化し、 自分を鳥だと思い込むようになります。 そんな彼を、自身も大きな負傷をしながら、 何とか救いたいと胸を痛める健気な親友アルを、 ニコラス・ケージが演じていました。
戦争に行く前の2人は、ちょっと変わり者のバーディと、 ごくごく当たり前に軽薄な若者アルの名コンビで、 なかなかに笑いを誘うシーンもたくさん見せてくれます。 バーディに興味を持った少女が、彼の歓心を買うために 自慢のバストをあらわにするものの、 彼が「性的に」少しもそそられず…というあたり、 「笑ってもいいものかどうか」と思いつつ、 やはり笑ってしまいます。 しっかりした体つきの美青年が、 「バストなんて、ただの張った乳腺じゃないか」 と言い放つあたり、もったいないような、腹が立つような…
「青春映画名作選リスト」を脳内にお持ちの方、 この映画のリストアップをお忘れなく!
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