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突然ですが… 「空想、貪欲、感謝、母の愛情、母性愛」 これはすべて、本日11月2日の花・ルピナスの花言葉だとか。 白いルピナスには「常に幸福」、黄色なら「多くの仲間」と、 まあ諸説ありまして、 どれにしたものかと思いましたが、「空想」を採用し、 本日はこれをどうぞ。
虹を掴む男 The Secret Life of Walter Mitty 1947年アメリカ ノーマン・Z・マクロード監督
1991年に亡くなったコラムニストの青木雨彦さん(32年生まれ)、 現在も御活躍の作家・井上ひさしさん(34年生まれ)など、 いわゆる戦時中に「少国民」と言われた(と思われる)世代の、 いい仕事をなさっているオジサマ方に、 非常に支持されている作品です。 青木さんは、 「こんな映画をつくる国と戦争して、勝てっこないや」 という衝撃を受けた…と、あちこちで書いていらっしゃいました。 井上さんは、明らかにあの映画にインスパイアされたと思われる小説、 『青葉繁れる』を発表なさっています。 (仙台弁がきついけれど、お勧めです)
谷啓さんの芸名の由来になったといわれる二枚目コメディアン、 ダニー・ケイが主演でした。 出版社に勤めるウォルター・ミティという男の役ですが、 マザコンでお人好しで空想癖があり、 「ポケタ、ポケタ」という奇妙な呪文のような言葉と共に、 空想の世界で、腕のいい外科医やエンターティナーに なりきってしまうのでした。 その空想にあらわれる美女(バージニア・メイヨ)にそっくりな女性に、 本当に出会ってしまったことから、騒動に巻き込まれますが…
ダニー・ケイのサービス精神が凝縮されたような、 美しくて楽しい映画でした。
以前、ジム・キャリーがリメイクへの意欲を示している というような記事を読んだことがあるのですが、 思えば、『マスク』での彼は、このウォルターにちょっと似ているかも。 顔だけ見ればハンサムという共通項もありますしね。 以後、そのリメイク関連の話を聞かないのですが、 どうなっちゃったのか。
なお、この映画の原作は、 ジェームス・サーバーが1939年に発表した同名の小説です。
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