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2001年09月16日(日) 悪の華 パッショネイト

1950年9月16日、俳優のミッキー・ロークが生まれました。
どうも最近、鳴りをひそめているという言葉を使いがちな人ですが、
それでも『レインメーカー』『バッファロー’66』などに出演。
やっぱり独特の雰囲気があるオジサマではあります。
そんな彼が出演した、ちょっと風変わりな作品を御紹介しましょう。

悪の華 パッショネイト
1984年アメリカ スチュワート・ローゼンバーグ監督


実はこの映画、あのジュリア・ロバーツが女優を志す
きっかけとなった作品だとか。
彼女の12歳年上の兄で俳優のエリック・ロバーツが、
この映画で、ミッキー・ロークを同性愛的に慕う
気弱な男を好演していたのですが、
その撮影を見学に来て触発されたのが、
当時16歳だったジュリアだったといいます。

いわゆるピカレスクものなのですが、
ストーリーをたらたらと解説するよりも、
当時の宣伝コピーを御紹介した方が、
この映画の味が伝わるかもしれません。

世の中を 支配できる わけでもなく、
金持ちでもなく、
飼いならされた 小市民 でもない.........。

近年だと、脱力系クライム・コメディーの傑作として、
『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
(そして、見ていないけど『スナッチ』も?)
というのがありますが、
あの辺のノリがお好きな方にお勧めします。
(逆に、メッセージが明確に示された映画でないとダメ、
という方にはお勧めしかねます)

大きな役ではありませんが、ミッキー・ロークの恋人役で、
『スプラッシュ』などのダリル・ハナーが出ていました。
あの優しげな美形顔にすらりとした体つきで、
エアロビクスのインストラクターという設定でしたが、
暑苦しくなくてよかったです(逆にいえば、存在感も薄い…)。
↑別に、エアロビのインストラクターが
 「暑苦しい」という意味ではありませんが。

そういえば、ミッキーおじさんは、
少し前、各種の暴動などに際し、
特定の映画監督の作品を槍玉にあげて、その悪影響を非難したり、
もっと発展して、人種差別的な発言をしたりして
問題になったことがありましたが、
今回の対米テロに関しても、
そんなスキのあることをしでかさなきゃいいなと、
他人事ながら心配しています。
皆さん、ピリビリしていますしね…。

では、また。
(何だか紹介分も脱力系になってしまって申し訳ありません)


ユリノキマリ |MAILHomePage