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今日9月15日は「敬老の日」…ではありますが、 これも祝日法の改正で、再来年からは9月の第3月曜になるとか。 いつもお世話になっている記念日関係のサイトを見ていたら、 「ひじきの日」というのもありました。 ではでは、ひじきがなぜか好物という女優さんの 出世作を御紹介しましょう。 (私もひじきは好物の1つですが…誰も聞いちゃいませんね)
恋しくてSome Kind of Wonderful 1987年アメリカ ハワード・ドイッチ監督
いいものをいっぱい持っているのに、 その個性が一般受けするものでないために、 どうもハズレ者になってしまう… あるいは、自分の本当のよさに自信が持てず、 自分を殺して他者に合わせてばかり…というキャラクターは、 アメリカの青春映画には山のように出てきますが、 この映画も、そうした人間像を好ましく描いていて、 非常にさわやかな作品でした。
絵が好きなキース(エリック・ストルツ)と、 いつもドラムスティックを振り回しているワッツ (メーリー・スチュワート・マスタースン)は、 性別を超越した親友同士ですが、 キースが美少女アマンダ(リー・トンプスン)に 憧れているのが、ワッツは気に入りません。 ワッツは本当はキースに恋愛感情を抱いていますが、 それを改めて言える仲ではないし…
アマンダは、自分の容姿がいいというだけで 学園のアイドル(でもサイテー男)の彼女でいるということ、 自分は貧しいのに、金持ちの価値観が合わないグループと 無理してつき合っていることに、ちょっと疲れていました。
たまたまアマンダが彼氏とけんかをしたとき、 勇気を振り絞ってデートを申し込んだキースは、 彼女がOKしてくれたことに有頂天になり、 バイトで貯めたお金をつぎ込み、張り込もうとするのですが、 そんなとき、レンタカー(リムジン!)の運転手を買って出たのは、 ほかでもないワッツでした。
さてさて、3人はどうなっちゃうのでしょうか?
今こうして改めて見ると、相当古くさい話ではありますが、 自分に自信を持つこと、人を好きになるすばらしさ、 いろいろな意味で、美しいものに惹かれる純粋な気持ち、 そういった、大切で愛すべきものがいっぱいつまった映画です。 若い方にはできるだけ若いうちに ごらんになっていただきたいと思います。 (私もまた見たくなりました)
1つだけケチをつけるならば、 学園一の美女と言われるリー・トンプスンよりも、 メーリー・スチュワート・マスタースンの方がかわいいのに… と思った方は、相当数いるものと思われます。 そりゃ、リーも魅力的だけれども、 アメリカの青春もので、「こっちの方がかわいいのに」の例って、 意外に多い気がします。 あのウィノーナ・ライダーですら、 「学園のアイドル…に憧れる少年に片思いする少女」 を演じたことがありました。 (『ルーカスの初恋メモリー』)
あ、ところで、ひじき好きの女優さんというのは、 この場合、「メーリー・スチュワート・マスタースン」の方でした。 (って、ほかにあの食べ物が好きな女優が いるかどうかは存じませんが)
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