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2001年09月14日(金) 児童書に因む映画

昨日、あるMLで知り合った女性から絵本が送られてきました。
といっても、私が彼女の嬉しい申し出に遠慮なく乗って、
こちらの連絡先をお知らせしただけですので、
その女性の連絡先は判らず、きちんとしたお礼も言えず、
おまけにメールアドレスももはや使えないという状況になっていました。
ヨーロッパの某国に行くのだということは事前に聞いていたのですが、
それ以上の情報はありません。
何冊ものかわいらしい絵本を大事に読んでいくことで、
(古本だと書いてありましたが、かなりの美品)
もはや連絡もとれない彼女への感謝にかえるしかないようです。

そこで本日は、「児童書に因む映画」を御紹介します。

◎『ユー・ガット・メール』1998年アメリカ
 You've Got Mail
ノーラ・エフロン監督
主人公キャスリーン(メグ・ライアン)は、児童書専門店のオーナーで、
絵本にかけてはエキスパートという設定でした。
(4月23日 №210で紹介済み)

◎『フォレスト・ガンプ/一期一会』1994年アメリカ
 Forrest Gump
 ロバート・ゼメキス監督
作中でヘイリー・ジョエル・オスメント君がお気に入りが、
H.A.レイ原作の『キュリオス・ジョージ』
(いわゆるおサルのジョージ)でした。

◎『クレイマー、クレイマー』1979年アメリカ
 Kramer vs. Kramer
 ロバート・ベントン監督
ダスティン・ホフマンが子供に、
エルジェ作『タンタン』のコミックを読むシーンがありました。
なお、このシーンは、川本三郎氏の映画エッセーのタイトル、
『ダスティン・ホフマンは『タンタン』を読んでいた』(キネマ旬報社)の
もととなったものです。

◎『ミセス・ダウト』1993年アメリカ
 Mrs. Doubtfire
 クリス・コロンバス監督
ロビン・ウィリアムズの末っ子を演じたマーラ・ウィルソンの
お気に入りの絵本が、何を隠そう『スチュアート・リトル』でした。

となれば…

◎『スチュアート・リトル』1999年アメリカ
ロブ・ミンコフ監督
E.B.ホワイト原作。大ヒット作ですね。
CG処理にきちんとした意味が見出せる作品だったと、
個人的には思いますが……

ロアルド・ダール原作ならば、次の2作品など。

◎『ジャイアント・ピーチ』1996年アメリカ
James and the Giant Peach
ヘンリー・セリック監督
製作に名を連ねるティム・バートンのカラーが強い映画なので、
彼の作風が好きな方には特にお勧めです。

◎『マチルダ』1996年アメリカ
Matilda
ダニー・デビート監督
天才子役のマーラ・ウィルソンが、
愛すべき天才少女を演じています。

同工異曲で何度も映画化されている作品ですと、
エーリッヒ・ケストナーの『ふたりのロッテ』なんかもありますね。
それから、同じくドイツが誇る巨人ミヒャル・エンデ原作ならば、
『モモ』『ネバーエンディング・ストーリー』などでしょうか。

もはや児童書とは言い切れない売れ方をしている
『ハリー・ポッター』のシリーズも、その映画化作品、
非常に惹かれる予告をかなり早くから見せてくれていますね。

子供向きの本というのは、概して実に丁寧に書かれていて、
不朽の名作たり得るものが多いので、
結構注目ポイントかもしれません。
(それだけに、映画化作品が妙に子供だましになってしまうものも
ないとは言えないのですが…)


ユリノキマリ |MAILHomePage