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昨日、あるMLで知り合った女性から絵本が送られてきました。 といっても、私が彼女の嬉しい申し出に遠慮なく乗って、 こちらの連絡先をお知らせしただけですので、 その女性の連絡先は判らず、きちんとしたお礼も言えず、 おまけにメールアドレスももはや使えないという状況になっていました。 ヨーロッパの某国に行くのだということは事前に聞いていたのですが、 それ以上の情報はありません。 何冊ものかわいらしい絵本を大事に読んでいくことで、 (古本だと書いてありましたが、かなりの美品) もはや連絡もとれない彼女への感謝にかえるしかないようです。
そこで本日は、「児童書に因む映画」を御紹介します。
◎『ユー・ガット・メール』1998年アメリカ You've Got Mail ノーラ・エフロン監督 主人公キャスリーン(メグ・ライアン)は、児童書専門店のオーナーで、 絵本にかけてはエキスパートという設定でした。 (4月23日 №210で紹介済み)
◎『フォレスト・ガンプ/一期一会』1994年アメリカ Forrest Gump ロバート・ゼメキス監督 作中でヘイリー・ジョエル・オスメント君がお気に入りが、 H.A.レイ原作の『キュリオス・ジョージ』 (いわゆるおサルのジョージ)でした。
◎『クレイマー、クレイマー』1979年アメリカ Kramer vs. Kramer ロバート・ベントン監督 ダスティン・ホフマンが子供に、 エルジェ作『タンタン』のコミックを読むシーンがありました。 なお、このシーンは、川本三郎氏の映画エッセーのタイトル、 『ダスティン・ホフマンは『タンタン』を読んでいた』(キネマ旬報社)の もととなったものです。
◎『ミセス・ダウト』1993年アメリカ Mrs. Doubtfire クリス・コロンバス監督 ロビン・ウィリアムズの末っ子を演じたマーラ・ウィルソンの お気に入りの絵本が、何を隠そう『スチュアート・リトル』でした。
となれば…
◎『スチュアート・リトル』1999年アメリカ ロブ・ミンコフ監督 E.B.ホワイト原作。大ヒット作ですね。 CG処理にきちんとした意味が見出せる作品だったと、 個人的には思いますが……
ロアルド・ダール原作ならば、次の2作品など。
◎『ジャイアント・ピーチ』1996年アメリカ James and the Giant Peach ヘンリー・セリック監督 製作に名を連ねるティム・バートンのカラーが強い映画なので、 彼の作風が好きな方には特にお勧めです。
◎『マチルダ』1996年アメリカ Matilda ダニー・デビート監督 天才子役のマーラ・ウィルソンが、 愛すべき天才少女を演じています。
同工異曲で何度も映画化されている作品ですと、 エーリッヒ・ケストナーの『ふたりのロッテ』なんかもありますね。 それから、同じくドイツが誇る巨人ミヒャル・エンデ原作ならば、 『モモ』『ネバーエンディング・ストーリー』などでしょうか。
もはや児童書とは言い切れない売れ方をしている 『ハリー・ポッター』のシリーズも、その映画化作品、 非常に惹かれる予告をかなり早くから見せてくれていますね。
子供向きの本というのは、概して実に丁寧に書かれていて、 不朽の名作たり得るものが多いので、 結構注目ポイントかもしれません。 (それだけに、映画化作品が妙に子供だましになってしまうものも ないとは言えないのですが…)
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