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2001年09月09日(日) |
ハードロック・ハイジャック |
1966年9月9日、コメディ俳優の アダム・サンドラーが生まれました。 ロマンチック・コメディ『ウェディング・シンガー』の公開で、 ほんの少し日本でもメジャーになりましたが、 超二枚目ではないけれど、優しげなルックスで、歌もうまくて、 結構いいキャラクターだと思います。 彼の出演作のうち、今日はこの映画を御紹介しましょう。
ハードロック・ハイジャックAirheads 1994年アメリカ マイケル・レーマン監督
3人組のハードロック・バンドが、 何とか自分たちの曲をラジオでかけてもらおうとラジオ局に潜り込み、 結果的に占拠してしまうという、どたばたコメディーです。 それゆえ、「ハードロック・ハイジャック」という、 意味のよくわからない邦題になっていますが、 現代が“エアヘッド”(空気アタマ!)ですからね。 バンドの3人が3人とも、愛すべきバカ野郎どもですが、 中でもアダム・サンドラーは、気のいい天然ボケのドラマー役でした。 決してぱっとしたルックスではないけれど、 妙に年上の女性にもてるという設定は、 何となく説得力があります。
因みに、ボーカルが、あのブレンダン・フレイザー! この映画ではロン毛君ですが、 はっきり言って「似合わない」タイプのロン毛です。 (同じ長髪でも、もっとクラシックなコスプレなどだったら似合いそう) でも、ベースのスティーブ・ブシェミよりはさまになっています。 (彼のロン毛は、「みもの」と表現したいほど似合いません)
ストーリーは、前述でほぼカバーできてしまったほど単純ですが、 結構考えさせらる部分もあります。 クールなロッカーを気取っているけれど高校時代はオタクだったと、 ブレンダン扮するチャズが告白するシーンがあるのですが、 人間、多少なりともオタクっ気がないとつまらない…というのが 私の持論なので、正直そんなに重要なシーンとは思えませんでした。 でも、かなり演出にリキが入っていたところを見ると、 「彼の勇気にじーん」のシーンなのでしょうね。 (そういう意味での「考えさせられる」ですが)
ただちょっとだけラジオで曲をかけてほしかったのに、 そこまで到達するには、 数々のしがらみに打ち勝たなければならない… だだをこねた結果が、SWATまで巻き込んで、 さあ、3人はどうなっちゃうんでしょう?
出来のいい映画とはいいがたいのですが、 キャストの魅力はお勧めです。 そういえば、80年代の青春スターだったジャド・ネルソンが、 ちょい悪役で出ていました。 レンタルビデオショップでの競争率も低そうだし、 (というか、字幕・吹替各1本でも入っていればいい方?) アタマを使わなくて済むコメディーが見たいときにお勧めです。
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