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2001年07月31日(火) ビザと美徳

1986年の7月31日、在リトアニア日本領事代理時代に、
職を賭してユダヤ難民のためにビザを発給し、
後に「日本のシンドラー」などと呼ばれることになる
杉原千畝〈すぎはらちうね〉氏が亡くなりました。享年86歳でした。

氏の偉業を題材にし、1997年短編映画がつくられ、
アカデミー短編賞も受賞しました。
26分と本当に短いのですが、見応えは十分です。
ただ、どこのビデオショップにでもあるという代物では
ないかもしれませんが、
興味を持たれた方は探してみてください。

ビザと美徳VISAS AND VIRTUE
1997年 クリス・タシマ監督


俳優陣には日系とおぼしき名前が並んでいますが、
なぜか家族で内々に話すシーンまで英語になっています。
ここのところが少々?ではありましたが、
見て損はないかと。

同じ題材で、加藤剛が杉原氏の役でドラマ化されたことがありました。
「チウネ」が発音できないユダヤ人に、
「センボ、でいい」と気遣いを見せるシーンなどが印象的です。
(おかげで、戦後恩人を、「センボ」の名を手がかりに探した人たちは
非常に苦労したという、微笑ましくさえあるエピソードのおまけつきで)

今日の映画は、「見てなんぼ」だと思うので、
細かい解説は省かせていただきます。
長い長い大河ロマンがお好きな方も、
たまには良質の短編もいかがですか?


ユリノキマリ |MAILHomePage