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今朝の新聞を読んでいたら、東京では、7月に入ってから今まで、 真夏日(最高気温30℃以上)でなかった日が、 たった1日しかなかったそうですね。 我が福島も、大した事情は変わりません。
そこで、せめて目に涼しい(あるいは寒い)、 寒い寒い北極圏が登場する映画を。
心の地図 Map of the Human Heart 1993年英=カナダ=豪=仏 ビンセント・ウォード監督
北極圏(カナダ)で育ったイヌイットの少年と、 白人とネイティブアメリカンのハーフの少女が、 モントリオールの病院で幼い恋をし、 後に第二次大戦下のイギリスで出会う…というような 美しく静かで、それでいて激しいメロドラマでした。 いまいち知名度が低いのが悔しいので、 ぜひとも探してみてください。 成人してからの男女を演じるのは、 ジェイソン・スコット・リーと、アンヌ・パリローです。
イヌイットの少年が、 文明とは程遠いけれど心豊かな生活をしていたのに対し、 ハーフの少女が、自分が純粋な白人でないことに 過激なほどのコンプレックスを持っているというのが 印象に残りました。 彼女のそのこだわりが、悲恋を招くのですから。
北極圏のきらきら光る氷雪が、自然の過酷さよりも、 ひたすら憧れを誘います。 「あんなところでオーロラを見たい」なんてね。
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