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2001年06月24日(日) サウンド・オブ・ミュージック

今日は、1024年、イタリアの僧侶ギドー・ダレッツオが
ドレミの音階を定めたことに因む、「ドレミの日」だそうですね。
となれば、この作品を紹介するしかないでしょう。

サウンド・オブ・ミュージック The Sound of Music
1964年アメリカ ロバート・ワイズ監督


舞台はオーストリアのザルツブルク。
ギターを手に歌ばかり歌っている見習い尼僧のマリアが
やもめさんであるフォン・トラップ大佐の7人の子供たちの
家庭教師になることから、物語が始まります。
(後にマリアは、トラップ大佐と結婚)

実話に基づいたお話で、
主人公マリア・フォン・トラップは、
1987年に惜しくも他界なさいましたが、
1972年、『絶妙な道のり』というタイトルの自叙伝を出版なさったそうで、
その中では、ナチスから逃れてアメリカに渡ったトラップ一家、
とりわけマリア自身が、
アメリカでの新たな体験にショックを受けるエピソードも、
あれこれ綴られているそうです。
(読んでみたいけれど、見つかりません)

↑私にしては緻密に書いてありますが、
もちろんCheatingの賜物です。

この映画は子供の頃に、
多分バリバリにカットしてあったであろうものをTVで見ましたが、
印象的なのは、カーテンで子供たちの服をつくるエピソードや、
アルプス越えをしてオーストリアを脱出するくだりなどです。
しかも、何しろ子供だったので、
どうして脱出しなければならなかったのか、
その辺は理解できませんでした。

1991年の1年間、フジ系アニメ番組『ハウス名作劇場』で
『トラップ一家物語』を放映していたので、
そちらでおなじみという方もいらっしゃるのでは?
あの枠でのアニメ放送は、30年にわたって続きましたが、
別口で映画化されている作品が、実写に限っても結構ありますね。
いずれも材を取っているのが児童書の良書ばかりなので、
ファミリー映画にはうってつけといえましょう。

閑話休題。
ザルツブルクは今でも映画ファン・音楽ファンにとっては
人気の観光スポットだそうですが、
(というか、モーツァルト効果もありましょうが)
美しい山並みを背に、ギターを弾くマリア、
それを取り囲む、楽しげな子どもたち、
トラップ大佐のお屋敷、
この映画自体が、1本の「リゾート映画」になっています。
そこへ持ってきて、今でもしばしば耳にする名曲の数々ですから、
ここはひとつ、御都合主義の踏み込みが甘いのと言わず、
酔いしれるに限ります。

マリア役はジュリー・アンドリュース。
その容姿も清潔感があって美しいけれど、
何といっても美声のすばらしさが印象的です。
トラップ大佐を演じたのは、クリストファー・プラマーですが、
私、この人に関しては、
その後は、映画版『ドラグネット』の悪役でしか見ておりません。
(往年の刑事モノ『ドラグネット』を、
ダン・エイクロイドとトム・ハンクス主演で
コミカルに映画化した作品。特にお勧めはしません)
が、この人の娘アマンダ・プラマーは、
『ガープの世界』で、少女時代に暴漢に襲われた女性エレン、
『ガープ…』と同じく、ロビン・ウィリアムズと共演した
『フィッシャー・キング』では、彼の憧れの女性を演じていました。
(ギョウザをお箸でうまくつかめなかった姿がキュート)
『ガープ…』と同じくジョン・アーヴィング原作の
『ホテル・ニューハンプシャー』でも、
かなり重要な役をやっていました。(一言で表現できん…)
要するに、お父様に比べて?かなりの個性派ですね。


ユリノキマリ |MAILHomePage