気ままな日記
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2007年11月18日(日) アナログ人間

カレンダーも残すところあと一枚。
惜しむ気持と、早く新しいカレンダーの封をはがしたい気持ちと両方。

 この季節の恒例行事なのが、年賀状と、医療費控除の資料作成。
年賀状は例年、アドレス帳など作らずに、前年にいただいた葉書をめくりながら、書いていた。しかしその作業の効率の悪さが、億劫に思われ始め、今年はエクセルで住所録を作ることに。
 これなら、氏名の並べ替えも50音順で一発……のはず。
しかし、わたしは、なぜかこうした便利な機能を信用しきっていないところがある。
氏名の読みに従って、並べ替えたものの、住所だけ置き去りにされているのではないかなどと思ってしまう。
 計算機能もしかり。自分で苦労して入力した計算式はもちろん、自動計算でさえ、心のどこかで疑っている。一応自動計算を利用して足し算したものの、果たしてそれが本当にあっているか、あとから電卓叩いて、検算をしてしまうのである。これでは、七面倒くさい計算式をわざわざ入力した甲斐がないというもの。奇麗に印字された、ただの表として役立てるぐらいの気持ちでいた方が良い。
 そういえば、時計も、なんの前触れもなくパタリと掲示板がめくれるデジタル時計よりも、秒針の規則的な動きがチェックできるアナログ時計の方が信用できるような気がしている。
デジタルなものは、すごく賢いらしいが、複雑なものほど壊れやすいのではないのか、という怖れもある。
 もっとも、最近では、パソコン画面の右隅や、携帯電話の待ち受け画面に小さく刻まれたデジタル時計に目をやる機会が増えた。知らず知らずのうちに、頼りにしているのだ。頼ってみると、これが、1分2分進みがちの腕時計よりも、よほど正確な時を刻んでいるらしい。信頼関係は「実績」に基づくのは、相手が機械でも同じ。 
物心がついたときに、すでにパソコンも携帯もあった世代では、もっと互いの信頼関係は厚いのかも知れないけれど。


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