先日の朝、やっと冬らしくなって 車のフロントガラスに霜の模様ができていました。 それは、まるで雪の結晶のようにも見えるし、 繊細なガラスで出来たシダの葉のようにも見えます。
そして、その時、 ちょうど読んでいた本がアトリーの「氷の花たば」(岩波少年文庫)でした。 ローズが見た霜のつくるバラや、シダや、木は そんな美しい霜の模様だったのでしょうね…。
アトリーの本には、美しい自然がちりばめられていて 読む者をその中にいざないます。 そして、いつのまにかお話の中に入り込んでいる私がいるのでした。
この冬休み、娘に読む用には 「グレイ・ラビットのおはなし」(岩波少年文庫)を買いました。 これは今度の帰省のお供にするつもり。
「氷の花たば」 アリソン・アトリー/作 石井桃子・中川李枝子/訳 岩波少年文庫 (119)
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