木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2004年12月28日(火) 「氷の花たば」

先日の朝、やっと冬らしくなって
車のフロントガラスに霜の模様ができていました。
それは、まるで雪の結晶のようにも見えるし、
繊細なガラスで出来たシダの葉のようにも見えます。

そして、その時、
ちょうど読んでいた本がアトリーの「氷の花たば」(岩波少年文庫)でした。
ローズが見た霜のつくるバラや、シダや、木は
そんな美しい霜の模様だったのでしょうね…。

アトリーの本には、美しい自然がちりばめられていて
読む者をその中にいざないます。
そして、いつのまにかお話の中に入り込んでいる私がいるのでした。

この冬休み、娘に読む用には
グレイ・ラビットのおはなし」(岩波少年文庫)を買いました。
これは今度の帰省のお供にするつもり。

氷の花たば
アリソン・アトリー/作 石井桃子・中川李枝子/訳
岩波少年文庫 (119)


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スズ [木陰でひと休み]

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