木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2003年06月08日(日) おはなしキャラバン隊

全国を巡回している講談社の「おはなしキャラバン隊」

今月は京都を巡回しています。

きょうは、左京区の山あいにあるI児童館にやって来ました。

私は公園での読み聞かせをしているメンバーの方と3人で

お話ボランティアに参加いたしました。

キャラバン隊のトラックは、児童館の横に設置。

私たちは児童館の保育室でおはなし会を2回に分けてすることに。

ここの児童館は今年の2月に出来たばかりで、

まわりは田んぼに囲まれて、背景は美しい山の緑。

窓からは田んぼをわたってきた涼しい風が入り込みます。

子どもが過ごすにはとてもおだやかでいい環境です…。

(いいなぁ…と、ちょっぴりうらやましい…。)


さて、館長さんが、「どんな子どもたちが今日来てくれるのか、

いったい何人ぐらいきてくれるのか。全然つかめていないんです。」

というなか、何を読もうかとと相談。

年齢層が2歳から9歳と幅広いので、

選書に頭を悩ませていたのですが…

結局、やってきた子どもたちを見て、

急きょ、打ち合わせで決めた内容を変更。

前半は幼稚園児まで、後半は小学生を対象と分けて

お話会をすることになりました。

(年齢を分けてもられて、たすかったー。ほっとしたー、笑。)


前半(赤ちゃんから幼稚園児対象)読んだ本は…

「ほね、ほね、きょうりゅうのほね」
(バイロン・バートン/作 かけがわやすこ/訳 インターコミュニケーションズ)

「たまごのあかちゃん」
(かんざわとしこ/ぶん やぎゅうげんいちろう/え 福音館書店)

「もけら もけら」★
(山下洋輔/文 元永定正/え 中辻悦子/構成 福音館書店)

「さんりんしゃにのって」
(とよたかずひこ/作 アリス館)


後半(小学生対象)読んだ本は…

「ほね、ほね、きょうりゅうのほね」
(バイロン・バートン/作 かけがわやすこ/訳 インターコミュニケーションズ)

「おじさんのかさ」
(佐野洋子/作 講談社)

「Tシャツのライオン」★
(ウーリー・オルレブ/文 ジャッキー・グライヒ/絵 もたいなつう/訳 講談社)


私は★印の本を担当しました。

「もけら もけら」は、一緒にくちずさんでくれる子がいたり、

前の女の子たちは「なんだかこわーい!」といいながら楽しんでくれたり、

なかなか楽しかったです。

「Tシャツのライオン」は、ちょっ長かったかなぁと時間配分に

少し焦りを感じながら…でも、時間通りに終わったので”ほっ”

子どもたちは、ライオンがリビングを通り抜けるたびに大笑いしてくれました♪


「ほね、ほね、きょうりゅうのほね」

どちらの回にも読みましたが、その年齢に応じた反応が返って来て

どんな年齢でも楽しめる1冊だなぁと思いました。



結局、ずっとお話会の方で、保育室にいたので、

キャラバンカーの様子は見ずじまい。

でも、ふだんとは違う「読書空間」

きっと子どもたちは楽しかっただろうなぁ…と思います。


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今回、用意した本は、すべて我が家の本棚から持って行きました。

(20冊ほど用意。)

事前に参加する3人で、我が家で持って行く本を選書したり、

読み合わせをしたりしたのですが、

それがとても楽しいひととときでした。

(いつもは、一人で選書して一人で読む練習をしているので…。)


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スズ [木陰でひと休み]

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