木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2003年04月07日(月) 「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」

間瀬なおかた/作・絵  ひさかたチャイルド

2002年1月第1刷  2003年2月12刷
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今日、娘と久しぶりにジュンク堂書店へと出かけました、

すると、娘が

「ママァ、この本おもしろいんやで。前からも後ろからも読めるの」と

持って来たのです。

表の表紙は『でんしゃでいこう』

雪がまだ積もっている「やまのえき」を電車は出発します。

そしてトンネルに入るたびに次の景色が広がり、

最後は菜の花がいっぱいの「うみのえき」に到着します。

ここでいったん本はおしまいなのですが、

裏表紙を見ると『でんしゃでかえろう』

そう!

今度はうしろの「うみのえき」を折り返し地点として、

読んで行くと、「やまのえき」へ帰ることが出来るんですよ♪

トンネルのページには、ちょっとした仕掛けがあって、

これがなかなか雰囲気を出しています。

娘はトンネルごとの乗客たちの様子を楽しんでいました。(^-^)


それにしてもトンネルっておもしろいですよね。

トンネルをぬけると、今までとはまったく違う景色が広がっている…

異空間へ導かれているような気持ちになります。

この本でも、まだ雪が残る山の景色から、次第に春めいて、

やがて春いっぱいの潮の香りが漂う海の景色が広がります。

なんだか電車に乗って、旅に出たくなりました。


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スズ [木陰でひと休み]

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