木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2003年03月14日(金) 「かもさん おとおり」

ロバート・マックロスキー/ぶんとえ わたなべ しげお/訳

福音館書店 1965年発行

MAKE WAY FOR DUCKLINGS by Robert McCloskey 1941
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今朝、娘と登園する途中、かものカップルが高野川の流れにのって

ぷかぷかと下って行くのに出会いました。

その姿がなんとも可愛いので、ふたりで見送っていたのですが、

下手の河原の方には、

少し小柄のかもたちが10羽ほどいたのです。

「おかあさん、ほら、あそこにかもの子どもがいるよ。

 あのかもさんたちは、

 あの子たちのお母さんとお父さんなんだよ、きっと。」

と、娘が言って、しばらくじっと見ていますと、

やがて先ほどの鴨たちは、その河原へと到着しました。

ふふっ、娘の言う通りに、あの鴨夫婦の子ども達だったようです。

それで今夜はこの本を読もうと、ひそかに考えていたら、

「なんだか、『かもさんおとおり』だねー♪」と

娘が言い出したので、

へぇ、親子二人で同じことを考えていたんだーと、

ちょっと嬉しくなったのでした。


この本では、かものマラード夫妻が、

まず最初に、子どもを育てる場所を探します。

二羽は、チャールズ川のちいさな島を選び、

そこでひなをかえることにしますが、

その後、マラードおくさんは、子どもたちを連れて、

大通りを横切り、公園へと移動することにします。

大通りは車が多くて、かもの親子はびっくり、

さあ、大変です!

…うふふっ、でも大丈夫。

おまわりさんのマイケルさんの機転が効いているんですよ♪


マックロスキーの絵って、

本当にかもたちがいきいきとしていて、

素晴らしいなぁ!と、感嘆してしまいます。

娘も、この方の絵はとても大好き♪

(ちなみに、彼女の一番のお気に入りは「海べのあさ」なんですよ♪)


あー、今夜はこの本で、娘と朝に出会ったかもさん夫婦と、

子ども達のことを思い出しながら、とても楽しく読みました。

ふふっ♪







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スズ [木陰でひと休み]

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