木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2002年08月26日(月) 「つりばしゆらゆら」

もりやま みやこ・作 つちだ よしはる・絵

あかね書房
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ここ最近の娘のお気に入り本です。

さきほども、ボートの旅ごっこをしている娘のおともとして、

(さぶとんの)甲板には、この本が置いてありました。(笑)

娘がまず最初に、この本に惹かれたのは、

きっと、つちだよしはるさんの絵だったからでしょう。

なんといっても、娘が1〜2歳の頃、

夜寝る前には必ず、1年以上ずぅっと

つちだよしはるさんの「うたえほん」(グランまま社)を

お供にして、歌っていましたから…。

娘にとって、つちださんの挿し絵はとても愛着が湧くのだと思います。


このお話では、きつねの子が主人公です。

たにがわのうえにかかるつり橋…

きつねの子は、いのししのおじさんから、

つり橋の向こうに、きつねの女の子がいるときいて、

その子と遊びたいと思いを募らせます。

そして…。


きつねの子の心の動きと行動は、…

ちょうど娘ぐらいの小さな子どもそのものです。

まだ今まで経験したことがない新しいことへ、

一歩、そしてまた一歩と、ゆっくり踏み出す気持ち…期待と不安。


最初は挿し絵から手にとった娘ですが、

いつのまにかこのお話の世界へと引き込まれていきました。

きっと、娘もきつねの子と一緒になって、

「そろり、そろり」と、つり橋を歩いているのでしょう。

…そうそう、ハモニカもふけるしね。(^-^)



きつねの子のその後が気になって、

この話のつづきを、読みたいなぁ…と思っています。


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スズ [木陰でひと休み]

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