ウィリアム・ニコルソン・作
まつおか きょうこ よしだ しんいち・訳 ペンギン社 ____________________________
娘が、旅の準備にあれこれ荷物を用意している話を
「ひとコマ」に書きましたら、
「絵本ノート」に「かしこいビル」を思い出しましたと
書き込んでくださった方がいらっしゃいました。
そうだ! この本があった!
…「かしこいビル」のこと、実はすっかり忘れていました。
というのも…娘が3歳になる前ぐらいに、
この本は我が家にやってきたのですが、
もひとつピンと来なかったのか、
娘は関心をしめしませんでした。
その後、リクエストもかかることなくて、
ずっと本棚にしまわれてしまったのです。
今回「絵本ノート」へ書き込んで下さったのをきっかけに
久しぶりに取り出してきて、寝る前に読みました。
すると、娘曰く「この本、どうしたの? 新しくきたの?」
と、とっても嬉しそうな様子。
(↑以前に読んだ記憶、まったくないみたい。)
今回は娘の心に響いたようで、
すぐに「もう1回読んで!」と言い、
朝起きてきて、また「読んで」と言い、
その後、自分でもくり返し読んでいました。
同じ本であっても、その子どもにとって心に響く時期、
「旬」というものがあるのだな…と思います。
今回、手にとって読まなければ、もしかすると、
この本はずっと本棚に眠ったままだったかもしれません。
きっとこれからは、
娘もこの本を時々取り出しては、読むことでしょう。
ああ、家にあってよかった「かしこいビル」!
今の娘の心に、ビルはぴたりと寄り添っています。
そして、きっと娘はメリーと同化していることでしょう。
思い出すきっかけを作って下さった「ミケネコ」さん、
本当にありがとうございました。(ぺこり)
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