木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2002年08月16日(金) 「かしこいビル」

ウィリアム・ニコルソン・作

まつおか きょうこ よしだ しんいち・訳 ペンギン社
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娘が、旅の準備にあれこれ荷物を用意している話を

「ひとコマ」に書きましたら、

「絵本ノート」に「かしこいビル」を思い出しましたと

書き込んでくださった方がいらっしゃいました。

そうだ! この本があった!

…「かしこいビル」のこと、実はすっかり忘れていました。

というのも…娘が3歳になる前ぐらいに、

この本は我が家にやってきたのですが、

もひとつピンと来なかったのか、

娘は関心をしめしませんでした。

その後、リクエストもかかることなくて、

ずっと本棚にしまわれてしまったのです。


今回「絵本ノート」へ書き込んで下さったのをきっかけに

久しぶりに取り出してきて、寝る前に読みました。

すると、娘曰く「この本、どうしたの? 新しくきたの?」

と、とっても嬉しそうな様子。

(↑以前に読んだ記憶、まったくないみたい。)

今回は娘の心に響いたようで、

すぐに「もう1回読んで!」と言い、

朝起きてきて、また「読んで」と言い、

その後、自分でもくり返し読んでいました。


同じ本であっても、その子どもにとって心に響く時期、

「旬」というものがあるのだな…と思います。

今回、手にとって読まなければ、もしかすると、

この本はずっと本棚に眠ったままだったかもしれません。

きっとこれからは、

娘もこの本を時々取り出しては、読むことでしょう。

ああ、家にあってよかった「かしこいビル」!

今の娘の心に、ビルはぴたりと寄り添っています。

そして、きっと娘はメリーと同化していることでしょう。


思い出すきっかけを作って下さった「ミケネコ」さん、

本当にありがとうございました。(ぺこり)


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スズ [木陰でひと休み]

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