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2004年11月07日(日) 「シークレット・ウィンドウ」

※ まだ観てない人は読まない方がいいかも。いちおう。



んー、とりあえず私はジョニデのファンなので文句はないです。最初から最後まで出ずっぱりで動いて喋っていろんな演技を見せてくれたのでむしろ満足と言ってもいいくらい。例えば「パイレーツ・オブ・カリビアン」なんかも出ずっぱりの主役ではあったけど、あれはなんというか、キャラクターだったからね。ジョニデを楽しむにはちょっと役柄の個性が強すぎたというか。その点今回はきっちり「ジョニー・デップ」を堪能できるのでファンにはおすすめの一作だと思います。おすぎがえらい絶賛してたそうですが(笑)なんとなく納得だなあ。おすぎマインドを推測すると、冒頭のさえない姿にアラちょっとカワイイわ〜vとかメロっときて→クライマックスの豹変演技に魅せられて→ラストの小綺麗っぷり(狂気美)に惚れ直す、と。だいたいこんな流れでジョニデを味わい尽くしたのではないでしょうか。ていうか私がそうだったんですけど。やっぱジョニデって、とぼけた顔で何でもやっちゃうとこが魅力だと思うのよ。あと、どんな格好で何してても常に不思議な色気があると思うのよ。もー大好きだデップ!愛してる! などと書くとコイツまた節操なくミーハーに騒いでるよとお思いでしょうが、私はこう見えてジョニデ好き歴は結構長いんだ。ウィノナ・ライダーと婚約する前から好きだからね。キアヌの次くらいに好きになってるからね。当時の私のお気に入りスターは、キアヌとジョニデとカイル・マクラクランです。(訊いてない。誰も。)

そんな感じでジョニデ好きなら楽しめる映画ではありますが、キャストではなく内容を、本格サスペンスを期待してた人は不満が残るかもしれません。なにしろ肝心のストーリーがちょっとアレ。『ファイト・クラブ』も『ビューティフル・マインド』も出た後で今更そんなオチ!っていう根本的な問題もそうなんだけど、それとは別に描き方が型通りというか、冒頭から律儀に伏線はってあったりして非常に生真面目な印象なのね。演出が真っ正直でつまんない。奇を衒うどんでん返しが必要だとは思いませんが、もう少しヒネリがないとミステリとしては味気ないんじゃないかなあ、と。

ただ繰り返しになりますが、私はこれで十分満足でした。ジョニデも良かったけどタトゥーロも良かったし。あの奇怪っぷりはさすがだと思います。残念だったのはティモシー・ハットンかな。奥さんがジョニデを捨ててまで走りたくなる男には見えなかったです。…まあ、そこは好みの問題なのかもしれませんが(笑)。




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シークレット・ウィンドウ 【SECRET WINDOW】

2004年 アメリカ / 日本公開 2004年
監督:デヴィッド・コープ
出演:ジョニー・デップ、ジョン・タートゥーロ、
マリア・ベロ、ティモシー・ハットン、
(劇場鑑賞)


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