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2004年09月20日(月) 「キング・アーサー」

※ ネタバレしてます注意!




うーん、大好きな娯楽大作系だしそれなりに楽しくはあったんだけども、何となくイマイチ感漂う後味でした。私の場合話の展開に多少難ありでもツッコミ入れて楽しめる方向の作品なら気に入ってしまう傾向にありますが(「タイムライン」とか「デイ・アフター・トゥモロー」とか)、そういうのともちょっと違うんだよね。いや、ツッコミ入れるところがないという意味ではなくて(笑)。

なんつーか題材からしてもう少しスペクタクルなものを期待していたんだけど、「トロイ」なんかと比べると(比べちゃいけない?)ずっと地味。戦闘シーンとか。即物的なことだけじゃなくて内容的にも、「キング・アーサー」というタイトルの割に描かれてるのは王アーサーじゃなく騎士としてのアーサーとその仲間達って感じで、むしろ捨て身で活躍してるのはアーサーより仲間の方なんですよ。それともアーサーが王になるまでの物語として受け取るべきなのかなあ。でもどっちにしろアーサーという人物に威厳や魅力があまり感じられないというか、なんか悲痛な顔で仲間の死を悼みながら次のシーンではもう幸せそうに結婚してるし、…ってそういやグウィネヴィアも瀕死で救出された割にやたら回復が早かったな(笑)。結構ちゃっかり者な印象だよ主役の二人。

アーサー以外の騎士達は良かったです。特に予告の段階で目をつけていたランスロット!素敵だったわよ!でも結局死んじゃうんだもんー。君これからグウィネヴィアと浮気しなきゃならんのに(笑)そこで清らかにくたばってどうするよ! あと私的にはトリスタンもお気に入り…だったんだけど、こっちも…。うう、いい男ばかり殺すなよブラッカイマーさんよぅ。

個人的にはクライヴ・オーウェンて主演よりも脇で出てきてキラリと光るタイプの役が似合うような気がします。「ゴスフォード・パーク」とか、セクシーでミステリアスでいい感じだった記憶が。確か「ボーン・アイデンティティー」でも一瞬出てきてたよな。あれはほんと、一瞬で勿体なかったけど。




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キング・アーサー 【KING ARTHUR】

2004年 アメリカ / 日本公開:2004年
監督:アントワーン・フークア
出演:クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ、ヨアン・グリフィズ
(劇場鑑賞)


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