■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
■好きなのはハリウッドエンターテイメント。邦画は苦手。イケメン俳優に甘いです。美しい男を発掘するのがライフワークです。
■最近ようやくツイッター始めましたー。→Twitter




INDEX←backnext→


2004年09月11日(土) 「ディープ・ブルー」

これはすげぇ!すげぇよ!なんつーか純粋に映像に驚いた。どうやって撮ったんだと思うような映像満載。大いなる海とそこで暮らす生き物の姿を克明にとらえた海洋ドキュメンタリーです。

海そのものの映像ももちろん壮大なんだけども、何と言ってもやはり生き物たちの姿が壮絶です。特に冒頭で出てきたシャチの狩り。シャチが浜辺でちゃぷちゃぷ遊んでるかわゆいアシカの子供を襲いに来るんですが、その様子がえらい残酷でちょっと鳥肌たちましたマジで。なんていうか、見たくないのに目が離せない感じ。こんなの子供に見せてもいいんだろうか…「フリー・ウィリー」とか観て育った子は絶対ショック受けちゃうよ!(笑) でもね、浜辺まで狩りに来るシャチの方でも座礁の危険を冒してる。厳しい生存競争の一環なわけです。

それから海の中の様子、珊瑚礁が続く浅瀬から光の届かない深海まで、月並みな表現で申し訳ないんですが本当に未知の世界です。陸に棲む我々のものとはまったく異なる世界が、そこにはある。魚全般をはじめタコとかクラゲとか深海魚とかって奇妙な形してるよなーなどと私は常々思っていたけども、あれはそれぞれ海の中で暮らすに最適な姿なんだよね。変だと感じるのは陸で生きてる人間の視点で見てるからなんだ。と、今更のようにそんなことを考えて一人で納得。こういうの見るとついつい神の存在とか持ち出したくなっちゃうのですが(特定の宗教の神ではなく概念としての広義の神ね)、それは知識や想像を超えた未知なる世界を垣間見た衝撃に対して、自分の気持ちに折り合いをつけるためなんだろうなあ。少なくとも積極的信仰を持っていない平均的日本人の私にとっては。

無論ショッキングなものばかりじゃなくてかわいい映像もたくさんありました。とりあえずペンギンがかわいかったです。というか私これ見て初めてペンギンが鳥だということを理解しました。だって飛んでるんだよ!(嘘じゃないもん!)
あとシロクマ親子。いやシロクマってほんとにかわいいんですねY澤さん(笑)。なんか親子で出てきて氷をダーン!ダーン!って叩いたりして、それでイルカ捕まえようとして失敗してずぶ濡れ(しょんぼり)。ちょっと悲哀を秘めてるところがなんとも可愛らしい。

音響なんかも迫力あったし(ちょっと過剰な部分もないではないが)、こういう作品こそアイマックスで上映してくれればいいのになーと思いました。大画面で体感したいものです。ただこの映画、映像はほんとにすごいんだけどそのすごい映像を単純に並べて見せてるだけなので、構成面には期待せずあくまでドキュメンタリーだと割り切って観た方がいいかもしれません。同じようなジャンルでは例えば「WATARIDORI」の方がずっと映画としての完成度が高かったと思います。
公式サイトは→コチラ。綺麗な壁紙たくさんDLできますよ〜。



******
ディープ・ブルー 【DEEP BLUE】

2003年 イギリス・ドイツ / 日本公開:2004年
監督:アラステア・フォザーギル
声の出演(ナレーション):マイケル・ガンボン
(劇場鑑賞)



---------------
※ちょっと旅行のため一週間ほどネット落ちする予定です。レスとか滞りますがすみませんー。しかし9月に入ってから映画すごいたくさん観てるのに半分も更新できてない…。帰ってきたら頑張ります。


INDEX←backnext→


My追加
利音 |Mail  | Twitter





 「エンピツユニオン」