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2003年07月09日(水) |
トエンティマン・ブラザーズ |
さー今日は水曜だ何観ようかなーノートン君の「ミニミニ」が本命だけど「ソラリス」も気になるしーっていうか私マトリロも……ってしつこいですね。誰も話題にしてないマイナー作に手を出すのがクセになりつつある今日この頃。
銀座シネパトスで上映されておりますけれども、それはもう見事に激しくシネパトス映画でした(笑)。ま、はじめから期待してたわけでもないので大きく落胆することもなく、こんなところだろうな、と。(偉そ)
ジャンルはいちおう犯罪です。主人公は、刑務所を隠れ蓑にして依頼された仕事(=強盗)を確実にこなしてるプロの強盗三兄弟。裏で手を引いてるのは弁護士なんだけどコイツが悪徳で、汚い仕事は彼等にやらせて儲けを横領、さらに長兄(ガイ・ピアース)の奥さんにも手を出す始末。次第に利用されてることに気付き始める三兄弟(つうかあんたら気付くの遅いよ!)と、でかいヤマにかこつけて彼等を殺そうと企む弁護士の対決やいかに。公式サイト→コチラ
主要な筋以外にも余計な描写が結構あるので全体的な印象としてはちょっと散漫でした。特に意味不明だったのがガイ・ピアースの奥さん!あなた一体どうしたいんだ!どっちに付いてるのかはっきりしてくれ! やっぱり映画ってテンポが良くないと時間が長く感じますね。実際そんなに長い作品ではないのに状況が二転三転するたび、えぇ!まだあるのか!と思ったりしてました。あ、でもButcher Talkは面白かったです。会話を周りに聞かれたくない時に使う言葉で、単語(文)を逆から読んでいくの。例えば“This is a pen.”だったら“Nep a si siht.”とか。これって話すのも理解するのも相当難しいよね? ニューサウスウェールズの肉屋達に伝わる用法なのだそうです。
あとガイ・ピアースって、私好みなのかそうでないのかよくわかんなくて何だか判断に困る。めちゃくちゃタイプってわけじゃないんだけど放っておくのも勿体ないというか。実に悩ましい人です。たまにグッとくる顔つきをすることがあるんだけどなー、でもトータルでは微妙なんだよなー。今度「メメント」観てみよう。
****** トエンティマン・ブラザーズ 【THE HARD WORD】
2002年 オーストラリア / 日本公開:2003年 監督:スコット・ロバーツ 出演:ガイ・ピアース、レイチェル・グリフィス、 ロバート・テイラー、ジョエル・エドガートン、 ダミアン・リチャードソン (劇場鑑賞)
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