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2003年02月21日(金) 猟奇的な彼女

えーと、普通に楽しかったです。あくまで普通に。なんかあまりにも巷で大絶賛されているのでちょっと期待しすぎだったかも。

でも確かに好感持てる映画でした。いや、楽しかったことは楽しかったんです、ほんと。この映画が日本でウケてるのはちょっとわかる気がするなあ。こう、マンガちっくなんだよね。キャラ設定とか展開とか。昔どこかで読んだマンガを実写でやってくれてるみたいな既視感と安心感、それをアジア系の役者さんが演じているという親近感。韓国って行ったことないけど街並みとか地下鉄とかどことなく日本と雰囲気似てますね。

強い女の子と尻に敷かれる男の子の様子を楽しむ映画だと思ってたら意外にストーリーが練られていて、その辺も良かったです。これ“延長戦”がいいんだよね。ベタだけどいいんだよね。我々観客は最後まで見て満足して納得して気分良く家路につけるわけですよ。ロマンチックなお話だよなー。
ただちょっと長すぎる。途中ダレます。もうちょいコンパクトにまとまってたらもっとよかった。けど、まあ、この作品に限ってはこの野暮ったさも魅力の一部になっていると思うので、ドリームワークスがほんとにリメイクするのならアメリカ向けに結構手を加えないと成功しないんじゃないかな。そもそもアメリカ社会でこういう話がウケるんだろうか。あ、でもスピルバーグが気に入ったってことは大丈夫なのか。でもキャスト選びなんかはやっぱり難しいだろうなあ。


そういえばお正月に行ったオールナイトの映画イベントで司会者の人が来日スターの裏話みたいのを聞かせてくれて、その時この映画のキョヌ役のチャ・テヒョン君のことにも触れていたんだけど、なんか彼はこれまで来日した映画スターの中で一番スターのオーラがなかったそうです(笑)。思いっきり普通の人だったそうです。しかも私服の趣味が最悪だったそうです。カジュアルなTシャツにダイヤ入りのギラギラしたロレックスの腕時計つけて、「見て見てこれもらったんだ!カッコイイでしょ!」などと嬉しそ〜うにはしゃいでいたそうです。おいおい何だよ。ちょっとカワイイじゃんか。
あと彼は「ドリームワークスがリメイクする際にはベン・スティラーとキャメロン・ディアスに演じてほしい」(公式サイトより)とか言ってるようですが、それでファレリー兄弟が出てきたりした日には全然違う映画にされちゃいますよ。却下。




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猟奇的な彼女 【MY SASSY GIRL】

2001年 韓国 / 日本公開:2003年
監督:クァク・ジェヨン
出演:チョン・ジヒョン、チャ・テヒョン
(劇場鑑賞)


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