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2002年11月28日(木) プロフェシー

実は観たのが一週間以上前なのでちょっと内容忘れ気味でございます。感想は怠けず観てすぐ書かないとダメですね。私は特に忘れっぽいし。

ええと、リチャード・ギア扮するワシントン・ポスト誌の記者が、妻を自動車事故で亡くしたことをきっかけに奇妙な現象・不思議な出来事に巻き込まれていくお話…だったです、確か。昨日の「フレイルティー 妄執」なんかと違って明らかに完全にはっきりと超常現象がメイン。
ネタ的にはX-ファイル系かな。っていうか、ギア様そんな一人で悩んだり引退した学者を頼ったりせずに、今すぐFBIのモルダー捜査官に相談しなよ!と観ていて何度も思いました。いやもう、いつデヴィッド・ドゥカヴニーが乱入してくるのかと最後までワクワク期待しっぱなし。(嘘です)

それはともかく真面目な感想としてはですね、全体的に結構怖くてなかなか面白かったです。ほとんど予備知識がない状態で観たのでその分余計に怖がれたのかもしれませんが。血がドバドバ出たりするグロテスクな恐怖ではなく、演出でギクッ!ビクッ!とさせられる、そういう怖さでした。映像や音など細かい部分がすごく凝ってたなあ。チケットを買ったときに“ご覧になった後に開いてください”などと意味深に書かれた解説プリントが配られて、言われた通りに観賞後に読んでみたらアナタ、もう一度見直して確認したいこと満載。こりゃ気付かず見過ごしてしまったことがたくさんありそうだ。
しかしこの作品、何と実話が元になってるらしいですよ! アメリカで60年代に実際にあった(そして未解決の)事件なんだって。うえーん怖いよう。


ただしラストは賛否両論あるでしょう。オチを付けないというこのやり方は、まあ反則といえば反則なんだけども、でもこうした反則的な語り方自体が、我々人類には絶対理解不可能な次元の違う「何か」の存在のひとつの提示形式である、…と考えると、何となく納得…できませんか? 宗教的な話ではなくて、私が言いたいのは、神とか悪魔とか心霊とか異星人とかそういう人間が創り上げた概念やロジックを超越した「何か」、つまり信仰や畏怖や観察の対象にすらできない「何か」のこと。次元が違うものは理解できない。理解できないものは語り得ない。でしょ? 屁理屈かなあ。つーか何故必死になってこの作品の弁護をしているのだ私は…。な、成り行きです単に。特に思い入れがあるわけではありません。


ギア様は、今まで何となくロマンス専門ジゴロ担当というイメージがあったのですが、こういう役も良いですね。「運命の女」も「シカゴ」も観に行きたいと思ってます。



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プロフェシー 【THE MOTHMAN PROPHECIES】 

2002年 アメリカ / 日本公開:2002年
監督:マーク・ペリントン
出演:リチャード・ギア、ローラ・リネイ、ウィル・パットン、
アラン・ベイツ、ルシンダ・ジェニー
(劇場鑑賞)


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