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2002年06月27日(木) マジェスティック

つい数日前「アイ・アム・サム」の感想で“私は人間ドラマで二時間超えると限界だ”みたいなこと言い放ちましたがさっそく撤回。この作品もある種の人間ドラマですけれど、なんだか二時間半があっという間に感じられました。何故だろう。次々と急展開のストーリー!ってわけでもないのに。

共産主義者である、と身に覚えのない疑いをかけられた新進脚本家(ジム・キャリー)が、ある夜自動車事故で川に転落し、見知らぬ海岸にうちあげられる。ショックで記憶を失って自分が誰だかもわからないのに、案内された町の人々は彼を知っている様子。それどころか、彼の存在が人々に活気を与え、やがて彼自身も記憶が戻らないままその町に溶け込んでゆく。が、しかし ―――。…っていう感じのお話。

ありがち、とか、凡庸、とか言ってしまえばその通りなのですが、これが結構、悪くないんですよ。むしろ好き。うーん、どこがどう良かったか明確に説明するのが難しいんだけど、結局私はこういうのが好きなんだろうな。安心して見ていられて、最後にああよかったね、って爽やかに終わりにできる、そういうの良いではないですか。
舞台が50年代のハリウッドで、音楽なんかも素敵でした。「アイ・リメンバー・ユー」とか「シング!シング!シング!」とか「虹の彼方に」とか。名曲を、とても効果的に取り入れている。

ジム・キャリーは、シリアスでも十分いけるんじゃないでしょうかね。実は私、今までこの人が何となく苦手で、ほとんど意識的に避けてたと言っても過言ではないくらい(←全然“何となく”じゃないじゃん…)に彼の映画を観てないのですけれども。なにしろ「マスク」すら未見でございます。観たことあるのは……(思い出し中)……、……リドラー?(@「バットマンフォーエバー」)。えっそれだけ? わーそんなに嫌いだったのか私! 愕然。 
いや、今回かなり見直しました。今までごめんよジム。よく見れば背も高くて顔小さくてなかなかハンサムだしね。これから過去の出演作を謹んで拝見いたしますです。とりあえず「ボクの彼女は地球人」あたりから。<過去に戻りすぎだっつーの


しかしマット・デイモンにはやられた。パンフレット見るまで気付かなかったよー!
(↑声のカメオ出演をしてたそうです)



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マジェスティック 【THE MAJESTIC】

2001年アメリカ / 日本公開:2002年
監督:フランク・ダラボン
出演:ジム・キャリー、マーティン・ランドー
ローリー・ホールデン
(劇場鑑賞)


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